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【市況】東京株式(大引け)=245円安、戻り一服で4日ぶり反落

 31日の東京株式市場は、新たな手掛かり材料を欠くなか日経平均株価は軟調で、1万8900円を下回った。
 大引けの日経平均株価は前週末比245円84銭安の1万8890円48銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は24億7360万株、売買代金概算は2兆7460億円。値上がり銘柄数は918、対して値下がり銘柄数は897、変わらずは79銘柄だった。全体は250円近い下げをみせたにもかかわらず、値上がり銘柄数が値下がりを上回るという珍しい現象。特に内需系の小型材料株には高いものが目立った。
 きょうの東京市場は、前週末の欧米株市場が高安まちまちで方向感に乏しかったこともあり買い気が盛り上がらず、中国株が軟調に推移するのを横目に、前週後半の上昇に伴う目先の利益を確定する動きが優勢となった。外国為替市場では1ドル=121円台前半で円安含みに推移したが、自動車や電機などの輸出株が冴えず、全体の地合いを悪くした。内需では銀行株も上値の重い展開だったが、建設などの一角が高く、原油市況の戻りを受けてエネルギー関連株も買われた。
 個別では、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>が大幅安となったほか、三菱UFJ<8306>など銀行株も冴えない。トヨタ<7203>も軟調、極東貿易<8093>、竹内製作所<6432>が大幅安となった。半面、任天堂<7974>が続急伸、エーザイ<4523>が買われ、日本化<4092>も物色人気に。銭高組<1811>が値上がりトップ、一休<2450>、フュージョン<4845>も値を飛ばした。あいHD<3076>、タカラレーベン<8897>なども高い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年08月31日 16時42分

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