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【市況】28日の中国本土市場概況:上海総合指数は大幅続伸で4.8%高、インフラ関連銘柄が主導


28日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比148.76ポイント(4.82%)高の3232.35ポイントと続伸した。上海A株指数は155.78ポイント(4.82%)高の3386.18ポイント。外貨建てB株相場も急伸した。上海B株指数が15.76ポイント(5.37%)高の309.25ポイント、深センB株指数が32.98ポイント(3.13%)高の1086.82ポイントで引けた。

前日の好地合いを継ぐ。人民銀行(中央銀行)の相次ぐ資金供給で、投資家のセンチメントが上向いた。当局の株価維持スタンスも支えになっている。株価買い支えの資金として、中国証券金融公司(中国の証券金融会社)が1兆4000億人民元(約26兆円)を新たに調達するもようと報じられたことも買い安心感を誘った。また、中国人力資源社会保障部の遊鈞・副部長が28日、「養老保険基金(年金基金)のうち、投資運用が可能な資金の規模が2兆人民元(約37兆円)に上る」と発言したことも支援材料。引けにかけて、各指数は上げ幅を広げた。

インフラ関連の銘柄が相場をけん引。鉄道車両の中国中車(601766/SH)やゼネコンの中国中鉄(601390/SH)、発電設備の上海電気集団(601727/SH)などがそろってストップ高した。発電やガスの公益株、資源・素材株、自動車株、不動産株なども急伸。抗日戦勝70周年記念の軍事パレードを9月3日に控え、軍事関連株の多くが値幅制限いっぱいまで買い進まれた。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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