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【市況】東京株式(大引け)=197円高、米株急騰と中国株高好感

 27日の東京株式市場は前日の米株高や為替の円安を受け朝方から買い優勢だったが、買い一巡後は目先の利益確定売りで伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比197円61銭高の1万8574円44銭と続伸。東証1部の売買高概算は28億2017万株、売買代金概算は3兆782億5000万円。値上がり銘柄数は1369、対して値下がり銘柄数は448、変わらずは66銘柄だった。値上がり銘柄数は全体の7割強にとどまった。売買代金も3兆円は超えたものの、今週に入ってからは最低水準だった。
 きょうの東京市場はリスクオフの巻き戻しが続いた。前日の米国株市場ではNYダウが6年10カ月ぶりとなる上げ幅を記録、為替も円安に振れたことで主力株中心にポジティブに働いた。中国人民銀の追加緩和に続き流動性供給で、中国景気の減速懸念がやや後退したことがプラスに働いている。きょうの中国・上海株は強含みで推移し、他のアジア株も総じて高かったことも安心感につながった。ただ、日経平均は一時400円以上に買われたものの、その後は伸び悩んだ。
 個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>など銀行が堅調、NTT<9432>も物色人気。トヨタ<7203>は売買代金トップで高い。OLC<4661>が買われ、ブイキューブ<3681>は急伸。浅沼組<1852>が値上がりトップ、銭高組<1811>も大幅高。大阪チタ<5726>も大きく買われた。半面、村田製<6981>が安く、任天堂<7974>も軟調。ナガイレーベ<7447>が大幅安、明光ネット<4668>も下落した。三和HD<5929>、SUMCO<3436>も安い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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