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【市況】17日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸で0.7%高、国企改革の関連銘柄が急伸


週明け17日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比28.33ポイント(0.71%)高の3993.67ポイントと3日続伸した。上海A株指数は29.76ポイント(0.72%)高の4184.13ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.84ポイント(0.23%)高の372.17ポイント、深センB株指数が2.02ポイント(0.16%)安の1242.02ポイントで引けた。

朝安の後に買われる流れ。上海総合指数は心理的節目の4000ポイントを前に、上値の重さが意識され売られたものの、引けにかけて買いの勢いが強まった。当局の株価維持スタンスが相場の下支え要因となっている。中国証券監督管理委員会は14日、中国証券金融公司による株式買い支えについて、今後数年は市場から退出することはないとの方針を示した。

国有企業改革の関連銘柄群が連日で物色される。政府系企業を親会社に持つ銘柄が重要事項を公表するとして、相次ぎ売買を停止するなか、事業統合・再編などの思惑が強まった。中糧集団公司(コフコ)傘下銘柄は続伸。中糧屯河(600737/SH)が7.6%高、中粮生化(000930/SZ)が4.9%高、中糧地産(000031/SZ)が3.0%高で引けた。広東省広州市を拠点とする政府系企業株も急伸。広州白雲山医薬集団(600332/SH)がストップ高まで上昇した。業界再編の観測が根強い鉄鋼株、薬品株なども軒並み急伸する。発電や水道の公益株、自動車株、空運株、不動産株なども高い。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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