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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は124円前後で推移か、米国株安を意識してリスク選好的な円売り抑制も


3日のドル・円相場は、東京市場では123円87銭から124円19銭で推移。欧米市場でドルは一時124円27銭まで買われたが、123円85銭まで下落し、124円03銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は124円前後で推移か。米国株安を意識してリスク選好的な円売りは抑制される見込み。

3日の欧米市場でドルは伸び悩んだ。米国株安を意識したドル売りが観測されたが、7月のISM製造業景況指数が52.7に低下し、市場予想の53.5を下回ったことや原油安も材料視されたようだ。原油安はインフレ抑制につながるとの理由で米国の利上げペースは緩やかなものになるとの声が聞かれている。

利上げ開始時期は9月になるとしても、年内の利上げは1度だけにとどまるとの見方が増えているようだ。2016年は複数回の利上げが予想されているが、市場関係者の間では、政策金利(FFレート)は2016年末時点で1.00%か1.25%にとどまるのではないか?との見方が浮上している。その理由はインフレが急速に進行する可能性は低いからである。

また、一部の市場関係者は、政策金利を1%台に戻した時点で金利の正常化は達成されると指摘しており、利上げは一時休止になると予測している。

《SY》

 提供:フィスコ

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