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【材料】アールシーコア---第1四半期は2ケタ営業増益で着地、期中受注も大幅改善


ログハウスのアールシーコア<7837>は7月31日、第1四半期(2015年4月-6月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の28.59億円、営業利益が同13.1%増の1.29億円、経常利益が同3.1%減の1.09億円、純利益が同10.5%増の0.78億円と、2ケタの営業増益で着地した。

売上高については、2013年1月にオープンしたBESS藤沢展示場の売上高がさらに拡大し、販社部門の好調な期中受注によりブランドロイヤリティ収入も増加したことなどから、過去最高を記録した前年同期並みを確保した。利益面では、増収効果により営業利益が一昨年の過去最高額を更新する一方、今後の事業拡大を見据えたコミットメントラインの更新手数料等を営業外費用として計上した。純利益は税金費用の減少により2ケタ増益となった。受注面では、第1四半期契約(受注)高が同45.3%増の22.17億円と大幅な改善となった。

2016年3月期の連結業績については期初予想を据え置いている。同社は、当事業年度を「挽回の期」と位置付け、売上高は前期比11.4%増の133.00億円となる見通しだが、営業利益が同33.6%減の4.50億円、経常利益が同36.9%減の4.30億円、純利益が同38.4%減の2.60億円と将来成長のための費用投下で減益予想としている。DOE基準を採っている配当予想は同3円増配の年間45円で据え置き、配当利回りは4%台、DOEは4.7%(+0.2ポイント増)となる。

同社は、ログハウスや自然派住宅の製造、販売を行う。住宅商品ラインナップはログハウスが5シリーズ、ログハウス以外の住宅(「エポックス」)が3シリーズ。商品ブランド名は「BESS」。ログハウスの国内シェアは2014年下半期(7月~12月)で50%超を占める。

《SF》

 提供:フィスコ

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