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【材料】東電が900円台回復 業績急回復など評価 取組妙味も膨らむ

 東京電力<9501>が3連騰。株価は一時、前日比49円(5.5%)高の939円まで買われ年初来高値を更新した。売買代金は連日のトップとなっている。同社株が900円台を回復するのは東日本大震災で福島第一原発事故が起こった11年3月以来のこと。東電の第1四半期連結営業利益は、前年同期比3.2倍の2282億7200万円と大幅増益。原油安による燃料費減少などが寄与している。市場では東電は、7日発表予定の「JPX日経400」の定期見直しの新規採用銘柄候補となっていることが注目されている。また、2日に福島第一原発3号機使用済み燃料プールの巨大がれき撤去作業が終了したことも好感されたようだ。足もとの株価急上昇で、日証金ベースの貸借倍率は31日時点で1.05倍となっており取組妙味も膨らんでいる。

東京電力の株価は11時30分現在898円(△8円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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