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【材料】図書印刷---総合品質保証や収益基盤強化に取り組む、16年3月期は増収増益見込む


図書印刷<7913>は、出版印刷と商業印刷を手がける。出版事業も展開。郵便局でのデジタルサイネージ(電子看板)事業を開始。

2015年3月期の連結業績は、売上高で前期比0.4%減の556.92億円、営業利益で同118.3%増の4.91億円、経常利益で同61.3%増の8.43億円、当期純利益で同12.2%増の3.70億円と減収ながら大幅な増益となった。出版印刷では雑誌が堅調に推移。出版事業では小学校向け指導書の販売が増加。収益基盤の強化などに取り組み、組織のスリム化や業務の整流化を図り、徹底した原価低減に取り組む。

2016年3月期の業績予想は、売上高で前期比2.3%増の570.00億円、営業利益で同22.0%増の6.00億円、経常利益で同18.5%増の10.00億円、当期純利益で同48.6%増の5.50億円と増収・2ケタ増益を見込む。

昨年、沼津工場の大規模なリニューアルにより、生産効率が大幅に向上し、利益が出やすい体質に移行した。また、印刷から 製本・加工までの一貫製造ラインであるNBS(ニュー・ブック・システム)などの新規設備を導入。国内有数の書籍一貫製造工場として様々なニーズに幅広く対応できる製造体制により更なるシェア拡大を図っている。

《SF》

 提供:フィスコ

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