市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:1ドル124円00銭台で推移、米4~6月期GDP受け堅調

 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=124円07銭前後と前日午後5時時点に比べ7銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=135円67銭前後と同44銭のユーロ安・円高で推移している。
 前日発表された米4~6月期国内総生産(GDP)は前期比年率で2.3%増だった。市場予想(2.5%増)は下回ったものの年次改定で1~3月期が上方修正されたほか、個人消費が堅調な伸びを示したことなどを好感。米9月利上げが意識され一時、124円58銭まで上昇する場面があった。
 東京市場に移ってからも底堅い地合いが続いているが、上値では利益確定売りに押され午後9時過ぎには124円ラインを割り込む場面もあった。黒田日銀総裁が6月に円安けん制発言を行ったのが、124円半ばであり、この水準は「黒田ライン」と呼ばれ上値抵抗線となっている。前日のニューヨーク市場でも124円台半ばで上値を押さえられており、堅調相場のなか124円中盤をどう抜くかが関心を集めている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0938ドル前後と前日に比べ 0.0026ドルのユーロ安・ドル高で推移している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均