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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エンジャパン、中電工、スタンレー、スパークス

■エン・ジャパン <4849>  2,945円  +237 円 (+8.8%)  本日終値
 27日、エンジャパン <4849> [JQ] が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16億円→21.5億円に34.7%上方修正。従来の16.7%減益予想から一転して12.2%増益見通しとなったことが買い材料。テレビCM効果などで主力の求人情報サイト「エン転職」の掲載件数が想定より伸びることが寄与。費用の効率化によるコスト抑制も利益を押し上げる。

■中電工 <1941>  2,590円  +195 円 (+8.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 27日、中電工 <1941> が16年3月期の連結経常利益を88億円→116億円(前期は161億円)に31.8%上方修正。減益率が45.4%減→28.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。リニューアル工事などの電気工事が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。原価低減による工事採算の向上に加え、保有債券の早期償還に伴う償還益の発生も利益を押し上げる。

■スタンレー電気 <6923>  2,585円  +180 円 (+7.5%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 27日、スタンレー <6923> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比7.1%増の100億円に伸びて着地したことが買い材料。主力の自動車機器事業において、北米を中心に車載向けLEDヘッドランプなどの販売が伸びたことが寄与。

■スパークス・グループ <8739>  317円  +18 円 (+6.0%)  本日終値
 27日に発表した「2Qに有価証券売却益5.12億円を計上」が買い材料。
 第2四半期に投資有価証券売却益5.12億円を特別利益に計上。

■クスリのアオキ <3398>  6,630円  +330 円 (+5.2%)  本日終値
 27日に発表した「7月の既存店売上高は前年比13.3%増」が買い材料。
 7月の既存店売上高は前年同月比13.3%増。4ヵ月連続で前年実績を上回る。

■日野自動車 <7205>  1,471円  +39 円 (+2.7%)  本日終値
 日野自 <7205> が大幅続伸。日経新聞が28日付で「日野自動車の2015年4~6月期の連結営業利益は前年同期比8%増の250億円前後になったもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「第1四半期としては2年ぶりの増益。国内のトラック販売が、昨年の消費増税による反動減が癒えて大幅に増えた」という。29日に予定する第1四半期決算発表を控え、国内販売好調による業績好調報道を好感する買いが向かった。

■そーせいグループ <4565>  6,400円  +120 円 (+1.9%)  本日終値
 27日、そーせい <4565> [東証M]が、子会社のヘプタレス社がリジェネロン社と新規抗GPCR(Gタンパク質共役型受容体)抗体医薬品の開発を目指して研究開発提携したと発表したことが買い材料。同提携について、リジェネロン社はヘプタレス社が作製したStaRタンパク質(安定化された受容体)を使って作製した抗体を研究、開発、製造、販売できるオプションを持つ。その対価としてヘプタレス社は契約一時金と研究開発支援金を受領し、さらにターゲットごとに開発・販売マイルストーン、および販売後のロイヤリティ収入を受け取る。 発表を受けて、リジェネロン社との研究開発提携による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■神鋼環境ソリューション <6299>  666円  +11 円 (+1.7%)  本日終値
 27日、神鋼環境 <6299> [東証2] が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比5.8倍の3.7億円に急拡大して着地したことが買い材料。廃棄物処理関連事業で大型案件の建設工事が順調に進み、20.8%の大幅増収を達成したことが寄与した。上期(4-9月)計画の1.5億円を既に2.5倍も上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■JSR <4185>  1,995円  -67 円 (-3.3%)  本日終値
 27日、JSR <4185> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比15.6%減の70.6億円に減ったことが売り材料。国内の自動車生産台数の減少を受け、タイヤ向け合成ゴムの販売が落ち込んだことが響いた。タイ合弁会社でのコスト増加も利益を圧迫した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.98%にあたる455万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したが買い材料視されなかった。

■さくらインターネット <3778>  1,330円  +300 円 (+29.1%) ストップ高   本日終値
 27日、さくらネット <3778> [東証M] が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期非連結比32.5%増の2.5億円に拡大して着地したことが買い材料。仮想サーバーやクラウドサービスの利用者が伸び、15.1%の増収を達成したことが寄与。設備や機材などの運用効率化も増益に貢献した。同時に、8月31日割当での1→4の株式分割の実施と株主優待制度の新設を発表。株式流動性の向上や株主還元を好感する買いも向かった。

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