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【市況】<動意株・24日>(大引け)=総合メディ、帝国ホテル、ケイブなど

 総合メディカル<4775>が続伸。野村証券は、目標株価を3300円から4100円に引き上げた。レーティングは「ニュートラル」を継続している。同証券では、大型医療モール開設や調剤薬局のM&Aなど質と量を伴う事業拡大を評価。23日発表された16年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比24.8%増の9億6100万円と好調であり、上期営業利益(16億3000万円)に対する進捗率は59%と堅調に推移している。

 帝国ホテル<9708>=後場急伸。この日の午後2時に発表された16年3月期の第1四半期連結業績は好調。売上高は前年同期比4.4%増の138億2500万円、営業利益は同31.8%増の14億7000万円と2ケタ増益だった。インバウンド(訪日外国人)需要によるホテルの客室不足が話題となるなか、同社の業績は堅調に推移している。今期の業績予想は据え置かれたが、上期での予想営業利益(13億円)は既に超過しており、今後の増額修正期待が高まっている。

 ケイブ<3760>=急伸。同社は23日、ゲームアプリ「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」の初となる大型アップデートを実施、加えて100万ダウンロード突破を記念して、8月1日にログインしたユーザーに限り「聖霊石100個」をプレゼントするキャンペーンを行うことを発表した。「ゴシックは魔法乙女」は「怒首領蜂」シリーズや「虫姫さま」シリーズ、「デススマイルズ」シリーズなど、数々のシューティングタイトルを手掛けた池田恒基氏が制作総指揮をとるスマートフォン向け新作ゲームアプリとして4月22日の配信開始以来人気を集めている。

 クリエアナブキ<4336>=ストップ高。同社は23日取引終了後に、持ち分法適用会社で採用支援サービスなどを手掛ける採用工房(東京都渋谷区)を子会社化すると発表。収益力向上などが期待されているようだ。同社は新たに採用工房の株式96株を約6100万円(アドバイザリー費用などを含む)で取得。既に保有している分とあわせると144株(議決権所有割合60%)となる。

 ウィルソン・ラーニング ワールドワイド<9610>=ストップ高。日本経済新聞社が23日、英国の有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを100%買収することでフィナンシャル・タイムの親会社である英ピアソンと合意したことを発表。社員教育支援を世界展開するウィルソンWLWは日本経済新聞社が大株主であることから、思惑的な買いを集めているようだ。

 エリアリンク<8914>=急伸。同社は23日取引終了後、15年12月期の単体業績予想の修正を発表。売上高を134億円から174億2500万円(前期比3.8%減)へ、営業利益を11億9500万円から25億円(同11.9%増)へ、最終利益を7億9700万円から15億1300万円(同1.8%減)へそれぞれ大幅に上方修正した。第2四半期に不動産再生・流動化サービス事業で計画外での販売用不動産を売却したことに加え、不動産運用サービス事業におけるストレージ流動化(受注による出店)が通期計画に対して順調かつ前倒しで進捗していることが主要因となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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