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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スパークス、日電産、信越ポリ、コーテクHD

■スパークス・グループ <8739>  312円  +38 円 (+13.9%)  本日終値
 22日、スパークス <8739> [JQ]がトヨタ <7203> 、三井住友銀行と、3社が新ファンドの設立に向けた連携で合意したと発表したことが買い材料視された。同ファンドは、未来社会を開拓する技術開発を手掛ける企業・プロジェクトを対象に機動的に資金を投入する。具体的には「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」の3分野を想定しているという。今後3社で出資規模、その他の出資者や投資対象などの詳細な検討を進め、今年秋ごろのファンド設立を目指す。

■日本電産 <6594>  10,690円  +859 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 22日、日電産 <6594> が決算(米国会計基準)を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比33.7%増の327億円に拡大して着地したことが買い材料。四半期ベースとしては過去最高益(290億円)を2四半期ぶりに更新した。車載用モーターやスマートフォン関連のモーターなどの販売が好調だったことが寄与。2月に買収したドイツ車載用ポンプメーカーの業績上積みも増益に貢献した。

■信越ポリマー <7970>  592円  +38 円 (+6.9%)  本日終値
 22日、信越ポリ <7970> が決算を発表。16年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比58.0%増の11.5億円に拡大したことが買い材料。半導体ウエハー容器やキャリアテープ関連製品が伸びた精密成形品事業が収益を牽引した。円安による為替差益の発生も大幅増益に貢献した。併せて、非開示だった通期の同利益が前期比32.6%増の38億円に拡大する見通しを示した。同時に、未定としていた今期の年間配当は9円(前年同期は9円)実施する方針とした。

■コーテクHD <3635>  2,279円  +123 円 (+5.7%)  本日終値
 コーテクHD <3635> が大幅反発。日経新聞が23日付で「コーエーテクモホールディングスは2015年4~6月期の連結経常利益が28億円前後と前年同期より3割ほど増え、この期間として過去最高を更新したようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「家庭用ゲーム機向けのソフト販売が増えたうえ、スマートフォン(スマホ)向けに主力ゲーム『信長の野望』の新作を投入し利用者を増やしている」という。27日に予定する第1四半期決算発表を控え、好調な決算を期待した買いが向かった。

■アインファーマシーズ <9627>  5,870円  +270 円 (+4.8%)  本日終値
 アインファマ <9627> が大幅反発。日経新聞が23日付で「調剤薬局最大手のアインファーマシーズは5年以内にドラッグストアを8割増の約100店にする」と報じたことが買い材料視された。報道によると「化粧品を充実させた店を増やすほか、中国などアジアでの出店も計画する」という。化粧品や大衆薬を扱うドラッグストアの出店拡大による将来的な業績への寄与を期待する買いが向かった。

■モルフォ <3653>  6,170円  +210 円 (+3.5%)  本日終値
 22日、モルフォ <3653> [東証M]が、同社の画像自動認識技術「Morpho Scene Classifier」がNTTコミュニケーションズのオンラインストレージサービス「マイポケット」における「AI ラベリング」機能に採用されたと発表したことが買い材料。「AI ラベリング」機能は写真全体から得られる意味や文脈を解析し、写真の内容にふさわしいラベルを判断するもの。この機能の高速画像処理認識エンジンの部分に「Morpho Scene Classifier」が採用された。発表を受けて、NTTコミュニケーションズの採用によりその普及に弾みがつくとの期待が広がった。

■ライトオン <7445>  1,022円  +12 円 (+1.2%)  本日終値
 22日、ライトオン <7445> が月次売上動向を発表。7月度(6月21日~7月20日)の既存売上高が前年同月比10.4%増と6ヵ月連続でプラスとなったことが買い材料視された。メンズ、ウィメンズともにプリントTシャツ、無地Tシャツなどが好調に推移したほか、メンズではショートパンツ、ウィメンズではクロップドパンツが堅調に推移した。

■レアジョブ <6096>  2,220円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 22日、レアジョブ <6096> [東証M]が三井物 <8031> と資本業務提携すると発表したことが買い材料。三井物は同社が実施する31万9000株の第三者割増資を引き受けるほか、既存株主から20万5000株を取得し、発行済み株式数の22.7%を保有する第3位株主となる。第三者割当増資により調達する5億6300万円は国内やブラジル市場向けオンライン英会話サービスの拡販に充てる。業務面では、同社が創業以来培ってきた英語教育やITテクノロジーと、三井物が持つ国内外で140を超える事業拠点を軸としたグローバル総合力を融合し、事業収益の拡大を図る。発表を受けて、相乗効果による競争力強化と収益貢献に期待する買いが殺到した。

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