市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=248円安、利益確定売りに急反落

 22日の東京株式市場は、欧米株安を受けて利益確定の動きが強まった。後場に入りいったん下げ渋ったが、買いは続かず、引けにかけて売り直された。
 大引けの日経平均株価は前日比248円30銭安の2万593円67銭と7日ぶり急反落。東証1部の売買高概算は21億6132万株、売買代金概算は2兆3689億1000万円。値上がり銘柄数は288、対して値下がり銘柄数は1517、変わらずは86銘柄だった。東証1部全体の約8割の銘柄が値を下げる売り圧力の強い展開となった。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調で、NYダウが180ドル強の下落をみせたことや為替が対ドルで円高に振れたことなどが買いを手控えさせた。電子部品など米アップルと取引のある銘柄の下げがきつく、銀行株も下落。アジア株が総じて弱い動きだったことも嫌気された。大型株は押し目買いもまばらで、一部の小売関連株や低位材料株に物色人気が偏った。ただ、企業の4~6月期決算発表の本格化を控え、業績期待で途中下げ渋る場面もあった。
 個別では、村田製<6981>が急落、ソニー<6758>、ファナック<6954>も軟調。日本電産<6594>も値を下げた。エコナックHD<3521>が大きく利食われ、メルコ<6676>も大幅安。JDI<6740>、タカラレーベン<8897>なども安い。半面、三井化学<4183>が値を飛ばし、東電<9501>も商いを伴い上昇した。北沢産業<9930>がストップ高、神戸物産<3038>も大幅高に買われた。アドバネクス<5998>、フルキャストHD<4848>も人気。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均