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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大和コン、エフティコム、SEEDH、共栄タ

■大和コンピューター <3816>  1,901円  +400 円 (+26.7%) ストップ高   本日終値
 大和コン <3816> [JQ]が連日ストップ高まで買われた。16日、人工光型植物工場を運営するグリーンクロックス(非上場)と資本提携すると発表したことが引き続き買い材料視された。グリーンクロックスは、大阪府立大学植物工場研究センターが開設した全国で唯一の完全閉鎖人工光型植物工場を利用して野菜の生産、販売を行っている。同社の統合環境制御システムによる施設園芸と、グリーンクロックスの人工光型植物工場の強みを活かし、ICT(情報通信技術)を軸にした連携を進めていく。発表を受けて、グリーンクロックスとの相乗効果による競争力強化や収益貢献に期待する買いが続いている。

■エフティコム <2763>  2,282円  +282 円 (+14.1%) 一時ストップ高   本日終値
 17日、エフティコム <2763> [JQ]が9月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に株式分割に伴い、年間配当を従来計画の70円→44円(前期は70円)に修正。年間配当を実質2.9%増額したことも買いに拍車を掛けた。

■シード平和 <1739>  1,235円  +145 円 (+13.3%)  本日終値
 17日に発表した「大阪の建設会社と業務提携」が買い材料。
 大阪で建設業を営む榎並工務店と建設業関連において業務提携。榎並工務店は民事再生手続きの開始を申し立て、自主再建に向け協議中。

■共栄タンカー <9130>  234円  +25 円 (+12.0%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 17日、共栄タ <9130> が16年3月期の連結最終利益を従来予想の6億円→13億円に2.2倍上方修正。従来の8.3%減益予想から一転して98.8%増益見通しとなったことが買い材料。定期用船契約の期限前解約で損失引当金20億円を計上するものの、パナマ籍LPG船の売却に伴い、売却益29.4億円が発生することが最終利益を押し上げる。

■東和フードサービス <3329>  3,435円  +330 円 (+10.6%)  本日終値
 21日朝、東和フード <3329> [JQ]が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料視された。従来は100株以上200株未満を保有する株主の場合、年3500円の食事券を贈っていたが、これを年5000円に増額するほか、200株以上600株未満で年7000円→年10000円、600株以上1000株未満で年14000円→年20000円、1000株以上で年21000円→年30000円と株数に応じて優待を拡充する。発表を受けて、株主還元を好感する買いが向かった。

■広栄化学工業 <4367>  332円  +12 円 (+3.8%)  本日終値
 広栄化学 <4367> [東証2]が大幅続伸。日経産業新聞が21日付で「住友化学子会社の広栄化学工業は窒素系化合物を使った産業材料の生産能力を5割増やす」と報じたことが買い材料視された。報道によると「千葉工場(千葉県袖ケ浦市)で生産設備を増設し、2017年10月の稼働を目指す」という。窒素化合物の生産能力拡大による将来的な業績への寄与に期待した買いが向かった。

■ティー・ワイ・オー <4358>  209円  +3 円 (+1.5%)  本日終値
 21日朝、TYO <4358> が配当修正を発表。15年7月期の期末一括配当を従来計画の4円→5円(前期は6円)に増額修正したことが買い材料。業績好調を踏まえ、株主への利益還元を増やす。配当権利日が間近なだけに配当狙いの買いが向かった。

■レシップHD <7213>  899円  +12 円 (+1.4%)  本日終値
 レシップHD <7213> が3日ぶりに反発。日経産業新聞が21日付で「バスや鉄道向け機器を製造するレシップホールディングス(HD)は、磁気カードを自動発行できるバス運賃箱を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「現金を入れると1日乗車券や観光特別乗車券を発行する仕組みで、バス運転手の負担を軽くできる」という。訪日外国人向けなどの需要拡大による業績への寄与を期待する買いが向かった。

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