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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):前沢工業、ピープル、タマホーム、三機サービス

■前澤工業 <6489>  502円  +60 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 14日、前沢工業 <6489> が決算を発表。15年5月期の連結経常利益は前の期比7.3%増の7億円に伸びて着地。続く16年5月期も前期比56.5%増の11億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は環境事業で上下水道における水処理機械設備の民需開拓が進み、6.0%の増収を見込む。コスト削減や生産効率化に取り組むことも増益に貢献する。同時に、18年5月期に営業利益15.5億円(15年5月期実績は7億円)を目標とする中期計画を発表したことも好感された。

■ピープル <7865>  2,158円  +186 円 (+9.4%)  本日終値
 14日、ピープル <7865> [JQ]が6月度(5月21日-6月20日)の売上高が前年同月比15.6%増になったと発表したことが買い材料。前年同月を上回るのは3ヵ月連続。足けり自転車のラインナップ拡充や、清潔志向の高まりに着眼した「Suzy’sZooのキチントイ」ブランドの立ち上げが寄与し、国内販売の遊具・乗り物や乳児・知育玩具の販売が好調で売上を牽引した。

■タマホーム <1419>  581円  +43 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 14日、タマホーム <1419> が決算を発表。15年5月期の連結経常利益は前の期比55.3%減の20.1億円に落ち込んで着地したが、続く16年5月期は前期比38.9%増の28億円に回復する見通しとなったことが買い材料。前期は住宅事業で消費増税後の反動減からの回復が鈍かったうえ、子会社の不祥事の影響によるリフォーム事業の受注活動停止などが響いた。今期は注文住宅の引き渡し棟数は減るものの、環境性能などの商品グレードアップ、分譲戸建ての販売棟数の増加により3%増収を確保する。増収効果と原価圧縮に伴う売上総利益率の改善が寄与し大幅増益を見込む。

■三機サービス <6044>  1,840円  +112 円 (+6.5%)  本日終値
 14日、三機サービス <6044> [JQ] が決算を発表。15年5月期の連結経常利益が前の期比24.2%増の3.5億円になり、続く16年5月期も前期比7.0%増の3.8億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期はパナソニックグループから受託する空調機器メンテナンス、飲食業や小売業など向けトータルメンテナンスの受注がともに伸び、10.2%の増収を見込む。

■夢の街創造委員会 <2484>  1,155円  +70 円 (+6.5%)  本日終値
 14日、夢の街創造 <2484> [JQ] が従来未定としていた15年8月期の期末一括配当は7円(前期は5円)実施する方針としたことが買い材料。目標配当性向30%以上に沿い、7円の配当を実施する。同時に、持ち株数に応じてTポイントを贈呈する株主優待を廃止すると発表したが、売り材料視されなかった。

■SEHI <9478>  220円  +13 円 (+6.3%)  本日終値
 14日、SEHI <9478> [JQ]がAndroidゲームアプリ「モンスターシェフ」のiOS版の配信を開始したと発表したことが買い材料。Android版「モンスターシェフ」はレストランを経営し、シェフの雇用・育成や狩りによる食材の調達、レシピの開発などでレストランを育てるゲームで、Google Play新着有料ゲームカテゴリランキングで1位を獲得した人気タイトル。発表を受けて、人気タイトルのiOS版の配信による収益拡大に期待する買いが向かった。

■ERIホールディングス <6083>  975円  +37 円 (+3.9%)  本日終値
 14日、ERIHD <6083> が決算を発表。15年5月期の連結経常利益は前の期比49.2%減の3.3億円に落ち込んだものの、続く16年5月期が前期比94.3%増の6.4億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料。今期は個人の住宅取得需要や企業の設備投資需要の回復を背景に、確認検査業務や住宅性能評価業務などの受注が伸びる。

■古野電気 <6814>  923円  +34 円 (+3.8%)  本日終値
 14日、古野電 <6814> が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比1.6%増の16.5億円になり、上期計画の20億円に対する進捗率が82.6%に達したことが買い材料。国内やアジアで商船・漁業市場向けに魚群探知機などの船舶用電子機器の販売が伸び、10.5%の増収を達成したことが寄与。

■サイバーリンクス <3683>  1,459円  +13 円 (+0.9%)  本日終値
 14日、サイバーリン <3683> [東証2] が15年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)を従来予想の3.7億円→5.4億円に44.3%上方修正。増益率が3.3%増→49.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。携帯電話端末の販売台数や流通業向けクラウドサービスが想定より伸びたことが寄与。利益率の高いシステム開発の受注増加や、開発の内製化など費用削減も利益を押し上げた。

■ケイブ <3760>  1,528円  -400 円 (-20.8%) ストップ安   本日終値
 14日、ケイブ <3760> [JQ] が決算を発表。15年5月期の最終損益(非連結)が7億2800万円の赤字(前の期は2億3300万円の赤字)に赤字幅が拡大し、4期連続の赤字で着地したことが売り材料。前期は、15年3月にリリースしたスマートフォンゲーム「PSYCHO-PASS サイコパス」が振るわず、不採算コンテンツ・ゲームに関連する減損処理の対象となったことなどが響き、赤字拡大を招いた。ブラウザーゲームやPCオンラインゲームが緩やかに縮小を続けていることも利益を圧迫した。なお、16年5月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。

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