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【市況】東京株式(大引け)=78円高、3日続伸も上値に重さ

 15日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けて買い優勢の地合いが続いた。ただ、買い一巡後は様子見気分が強まり、上値も重い展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比78円高の2万463円33銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は20億4469万株、売買代金概算は2兆3361億円。値上がり銘柄数は1170、対して値下がり銘柄数は601、変わらずは117銘柄だった。商いは今一つ盛り上がりを欠き、値上がり銘柄も全体の約6割にとどまった。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが4日続伸したことを受けて、リスク選好ムードが継続、主力株中心に買いが先行した。ただ、外国為替市場では円がやや強含みでもみ合い、きょうの日銀金融決定会合後の黒田総裁の記者会見や日本時間今晩のイエレンFRB議長の下院での議会証言を前に、買い一巡後は大型株を中心に伸び悩んだ。取引時間中に発表された中国4~6月のGDPは市場予想を上回ったが反応は限定的であり、中国・上海株市場が軟調に推移したこともあって、手控えムードを助長した。
 個別では、任天堂<7974>が高く、トヨタ<7203>が堅調、OLC<4661>も買われた。エコナックHD<3521>が大幅高となったほか、エクセル<7591>、タマホーム<1419>も急伸。サイゼリヤ<7581>が上昇、東鉄工業<1835>も物色人気に。半面、SMC<6273>が値を下げ、ダイキン<6367>も軟調。CVSベイ<2687>が利食われ、コスモス薬品<3349>も大幅安。NTN<6472>が売られ、秀英<4678>、さが美<8201>は大幅下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年07月15日 16時03分

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