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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):マルマエ、エクセル、パスポート、エスクロAJ

■マルマエ <6264>  1,974円  +400 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値
 14日昼、マルマエ <6264> [東証M]が8月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割と、15年8月期に06年の上場以来初めてとなる36円の期末一括配当を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上や株主還元が好感する買いが向かった。同時に発表した15年8月期第3四半期累計(14年9月-15年5月)の経常利益(非連結)が前年同期比53.5%増の3億0400万円に拡大し着地したことも支援材料。

■エクセル <7591>  1,727円  +300 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 エクセル <7591> が買い気配。13日、関東財務局に提出された大量保有報告書で村上世彰氏の保有株が5.15%になったと報告されたことが買い材料視された。村上氏は投資先に物言う株主と知られており、保有目的について「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」と記載されていることから、村上氏の株主発言による株主還元強化などへの思惑買いが向かった。

■パスポート <7577>  389円  +64 円 (+19.7%) 一時ストップ高   本日終値
 13日、パスポート <7577> [JQ] が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の経常損益(非連結)が7400万円の黒字(前年同期は3500万円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料。品揃えの最適化が奏功し、既存店売上高が前年を上回って推移する中、不採算店の閉鎖による販管費の減少が黒字浮上に貢献した。上期計画の6000万円を既に23.3%も上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■エスクロAJ <6093>  8,410円  +1,100 円 (+15.1%)  本日終値
 14日に発表した「エスクロAJ、株式分割を発表」が買い材料視された。
 株式の分割および定款の一部変更に関するお知らせ
  ⇒⇒エスクロAJの会社開示情報を見る

■シンワアート <2437>  343円  +40 円 (+13.2%)  本日終値
 13日、シンワアート <2437> [JQ] が決算を発表。15年5月期の連結経常利益は前の期比57.4%減の5200万円に落ち込んで着地したが、続く16年5月期は前期比3.0倍の1億5800万円にV字回復する見通しとなったことが買い材料。今期は主力のオークション事業が美術品価格の緩やかな上昇を背景に収益を牽引。太陽光事業では低圧型太陽光発電施設で持ち越しの14基をベースに今期並みの販売台数を見込む。16年4月からの電力小売りの自由化に向けて売電収入も伸びる。

■エスケーエレ <6677>  1,411円  +96 円 (+7.3%)  本日終値
 13日、エスケーエレ <6677> [JQ]が光学部品の設計などを手掛ける清原光学(非上場)の株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。清原光学は光学技術を活用した製品開発力や独自のネットワークに強みを持っており、同社は新たな事業分野である光学分野での事業拡大を図る。取得価額は2.08億円。発表を受けて、相乗効果による収益貢献に期待する買いが向かった。

■魚喜 <2683>  1,625円  +37 円 (+2.3%)  本日終値
 13日、魚喜 <2683> [東証2] が発表。15年3-5月期(第1四半期)の連結経常利益が前年同期比72.0%増の8600万円に拡大して着地したことが買い材料。既存店の強化や不採算店舗の撤退が奏功したことが寄与。仕入効率化による原価低減や人件費削減も増益に貢献した。上期計画の3500万円を既に2.5倍も上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■三光合成 <7888>  497円  -38 円 (-7.1%)  本日終値
 13日、三光合成 <7888> [JQ]が341万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限51万1000株の第三者割当増資を実施するほか、双葉電 <6986> を割当先とする67万4000株の並行第三者割当増資を発表。新株発行が最大で発行済み株式数の21.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は7月22日から27日までのいずれかの日に決定。最大で約23億3700万円の調達資金については、積水工機 <6487> [東証2]の株式取得資金として借入れた短期借入金の返済などに充てる。

■デザインワン・ジャパン <6048>  5,250円  -150 円 (-2.8%)  本日終値
 13日、東証と日証金がデザインワン <6048> [東証M]について14日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■UBIC <2158>  869円  +31 円 (+3.7%)  本日終値
 13日に発表した「AIを活用した転倒防止システムを出展」が買い材料。
 国際モダンホスピタルショウ2015に「人工知能を活用した転倒・転落防止システム」を出展。同システムは人工知能が電子カルテ内のテキストデータを解析し、入院患者の転倒・転落の予兆を察知、受傷件数を減少させることで、医療における予測困難な有害事象の防止と病院の安全管理への寄与を図る。

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