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【材料】<動意株・10日>(大引け)=アプリックス、協立情報通信、東武住販など

 アプリックスIPホールディングス<3727>=一時ストップ高。引き続き7日に発表された欧州大手アロマディフューザーブランドの「Naeo」による「お知らせビーコン」採用を好感した買いが継続して入っているようだ。「お知らせビーコン」をアロマディフューザーに搭載し、エッセンシャルオイルなどの拡販につなげ、収益をレベニューシェアする契約を締結。業績への寄与が期待されている。

 協立情報通信<3670>=後場急伸。同社はきょう午後1時に今16年2月期の第1四半期(3~5月)単体決算を発表。売上高17億100万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は1億3700万円(同33.7%増)、純利益8600万円(同34.9%増)と2ケタ増収増益を達成した。ソリューション事業で、「Windows Server 2003」のサポート終了に伴うサーバー移行案件やマイナンバー制度に合わせた人事・給与システムのバージョンアップ・機能追加案件のほか、公共系大型案件が増加した。

 東武住販<3297>=続伸。同社は9日取引終了後に、16年5月期通期の単独業績予想を公表。営業利益は4億4400万円(前期比27.6%増)を見込み、年間配当は40円と前期実績を継続する方針を示している。売上高は50億1200万円(同9.9%増)を予想。自社不動産売買事業の販売件数は309件(同12.4%増)を計画し、不動産売買仲介事業でも件数の積み上げを図る。

 ゼリア新薬工業<4559>=堅調。9日の取引終了後、同社子会社が、英アストラゼネカから炎症性腸疾患(IBD)治療剤「Entocort」(一般名・ブデソニド)の米国を除く全世界での権利を取得したと発表したことが、好感されている。権利取得したのは同社のスイス子会社「ティロッツ・ファーマ」で取得額は2億1500万ドル(約265億円)。業績に与える影響は現在精査中としている。潰瘍性大腸炎(UC)およびクローン病(CD)を含むIBDは世界中に約500万人の患者が存在すると推定されている。

 ナガイレーベン<7447>=大幅反発。同社は9日の取引終了後、今15年8月期の期末一括配当について、従来予想の50円(前期実績50円)に50円の創業100周年記念配当を加えた計100円にすることを発表、これを好感する動きになっている。

 ローツェ<6323>=ストップ高。同社は9日取引終了後、16年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を150億3700万円から175億3000万円(前期比37.5%増)へ、営業利益を10億6300万円から22億9000万円(同2.9倍)へ、最終利益を5億7500万円から14億6000万円(同68.6%増)へそれぞれ大幅に上方修正した。半導体の微細化に対応した新規設備投資の増加を背景に、同社の主力製品ウエハ搬送機が好調に推移している。また、戦略商品に位置付ける「N2パージ対応ウエハストッカ」の受注が急増しており収益を押し上げる見通し。ベトナム生産工場の稼働率向上により採算が大きく改善していることも寄与、通期業績は会社側の従来想定を大きく上回る見込みだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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