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【市況】東京株式(前引け)=ギリシャ懸念と上海株安受け大幅反落

 8日前引けの日経平均株価は前日比309円安の2万67円と急反落。前場の東証1部の売買高概算は13億9606万株、売買代金概算は1兆4179億8000万円。値上がり銘柄数は147、対して値下がり銘柄数は1680、変わらずは59銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、引き続きギリシャ債務問題などの海外の不透明要因を背景に安く始まり、その後売り圧力が強まった。中国・上海株市場が一時8%超の下げをみせるなど波乱含みの下げが続いており、これに対する警戒感も売りを助長した。日経平均は一時2万16円と大台割れ寸前まで売り込まれ、前引け時点で東証1部全体の約9割の銘柄が値を下げる展開となっている。
 個別ではソフトバンク<9984>が安く、村田製作所<6981>も大幅安。三菱UFJ<8306>など銀行株の下げも目立つ。伊藤忠<8001>が急落したほかファナック<6954>、コマツ<6301>も値を下げた。ノーリツ<5943>、MrMax<8203>も売られている。半面、大東紡<3202>が買われ、住石ホールディングス<1514>も高い。ナイガイ<8013>、林兼産業<2286>が物色人気と低位株の強さが目立つ。このほか長谷工<1808>、ジャパンパイル<5288>なども上昇している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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