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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クリエイトS、アドヴァン、HIOKI、北越紀州紙

■クリエイトS <3148>  6,530円  +790 円 (+13.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 6日、クリエイトS <3148> が決算を発表。15年5月期の連結経常利益は前の期比16.0%増の109億円に伸びて着地。続く16年5月期も前期比3.8%増の114億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことが買い材料。今期もドラッグストアと調剤薬局の新規出店を増やし、6.3%の増収を見込む。また、生鮮食品や総菜の品揃えを拡充し、利便性の強化を図る。業績好調に伴い、前期の年間配当を62円→65円(前の期は58円)に増額し、今期も前期比5円増の70円に増配する方針とした。

■アドヴァン <7463>  1,726円  +121 円 (+7.5%)  本日終値
 6日、アドヴァン <7463> が決算を発表。15年4-6月期(第1四半期)の連結経常利益が前年同期比91.4%増の14.9億円に拡大したことが買い材料。旺盛な建設需要を背景に、石材やタイルなど輸入建材の販売が伸び、15.9%の増収を達成。業務の効率化やデリバティブ評価損益が大きく改善したことも大幅増益に貢献した。上期計画の19.5億円に対する進捗率は76.6%に達しており、業績上振れが期待される。

■HIOKI <6866>  2,673円  +172 円 (+6.9%)  本日終値
 6日、HIOKI <6866> が15年12月期の連結経常利益を23.5億円→29.5億円に25.5%上方修正。増益率が17.1%増→47.0%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。国内外で電子部品や自動車向け電気測定器の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を35円→45円(前期は30円)に増額修正したことも支援材料。

■北越紀州製紙 <3865>  697円  +32 円 (+4.8%)  本日終値
 北越紀州紙 <3865> が急反発。日経新聞が7日付で「北越紀州製紙の2015年4~6月期の連結経常利益は前年同期の2倍の18億円程度だったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「印刷用紙などを含む主力の洋紙事業で値上げを進め、採算が改善した」という。8月11日発表予定の第1四半期決算発表を控え、好調な決算を期待する買いが向かった。

■フジ <8278>  2,454円  +102 円 (+4.3%)  本日終値
 6日、フジ <8278> が決算を発表。15年3-5月期(第1四半期)の連結経常利益は59.7%増の23.7億円に拡大して着地したことが買い材料。利益率の高いPB商品や総菜の拡充などが奏功し、採算が改善したことが寄与。上期計画の29億円に対する進捗率は81.9%に達しており、業績上振れが期待される。

■ベルク <9974>  3,870円  +140 円 (+3.8%)  本日終値
 6日、ベルク <9974> が決算を発表。15年3-5月期(第1四半期)の連結経常利益は前年同期比8.4%増の20.6億円となったことが買い材料視された。生鮮食品の品質を強化したことや、生活必需品や消費頻度の高い商品群の価格を強化。ポイントキャンペーンなどの販促施策で来店を促したことも寄与した。同社では4月以降の売上高は順調に推移しているといい、業績の好調に期待した買いが向かった。

■日本パーカライジング <4095>  1,235円  +18 円 (+1.5%)  本日終値
 6日、パーカライ <4095> が化学・消費財メーカーの独ヘンケルと、自動車産業・航空宇宙産業向け表面処理技術分野に関するライセンス契約を更新したと発表したことが買い材料。また、国内における自動車産業向け洗浄剤や潤滑剤、表面処理分野のヘンケル製品の販売について、代理店契約を締結。両社の27年間におよぶ協力関係をさらに強化し、互いの強みを活かし新たな市場の開拓を目指す。発表を受けて、提携強化による業績への寄与を期待する買いが向かった。

■日本曹達 <4041>  776円  +9 円 (+1.2%)  本日終値
 6日、日曹達 <4041> が自主開発の新規農薬(殺菌剤)3剤を販売すると発表したことが買い材料。まず、殺菌剤「NF-171」について、17年3月期第1四半期に登録取得、同年に上市する。同剤はべと病や疫病、ピシウム病を引き起こす卵菌類に卓効を示し、既存剤の耐性菌に対しても有効な新規系統の殺菌剤。これに続いて、今までに無い作用性を有する新規殺ダニ剤「NA-89」や、広範囲の病害に有効で大型剤として期待される新規殺菌剤「NF-180」についても本格開発に着手している。これら新規3剤で、海外市場含め合計100億円以上の販売を目指す。発表を受けて、新製品の投入による中期的な収益貢献に期待する買いが向かった。

■ツクイ <2398>  974円  +6 円 (+0.6%)  本日終値
 6日、ツクイ <2398> が介護サービス利用状況を発表。6月のサービス利用者数は5万0669人と前年同月比6.8%増と好調だったことが好感された。訪問入浴サービスが減ったものの、通所介護サービスが同9.8%増と大きく伸びた。訪問介護サービスも順調。客単価は今年5月との比較では減少したものの、前年同月比ではプラスに転じた。

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