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【市況】<株式トピックス>=「明治日本の産業革命遺産」関連銘柄は折に触れて話題に

 ギリシャ懸念、なでしこジャパンの女子Wカップ決勝戦敗退と、残念な話題に覆われた6日の株式市場だったが、紆余曲折はあったといえ、ユネスコの世界遺産委員会で「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録が決定したことは前向きな材料といえる。
 全般の急落地合いに飲み込まれて、話題性がかなり削がれたが、動意を示した銘柄もあった。九州などで遊園地、ホテル、ゴルフ場経営するグリーンランドリゾート<9656>は、前週末比80円ストップ高の478円と異彩高をみせた。
 官営八幡製鉄所や三池炭鉱などを有する九州地区の観光客増が期待されており、九州で遊園地やホテル、ゴルフ場などを運営する同社にも恩恵が期待されている。特に、同社の本社があり、遊園地やゴルフ場などがある熊本県荒尾市には、三池炭鉱万田坑があり、世界遺産登録に伴う観光客増が見込まれている。
 このほかに、九州を地盤として展開している小売関連銘柄も注目してみたい。ショッピングセンターで家電、日用品のディスカウントストアを展開するMrMax<8203>、老舗百貨店の井筒屋<8260>、家電量販店のベスト電器<8175>などは、きょうは全般極端な軟調地合いのなか、前週末比で軟調推移となったものの、今後折に触れて注目を集める可能性がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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