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【市況】あす(7日)の株式相場見通し=急落の反動で買い先行、EU側の対応に関心

 あす(7日)の東京株式市場は、きょうの大幅下落の反動に加え、ギリシャ国民投票の結果を受けての株価への織り込みが欧米を含めて一巡することもあり、押し目買いの動きが先行しそうだ。日経平均株価は反発を予想する。
 市場関係者からは「緊縮財政策に“反対”の意志表示をしたギリシャに対して、EU(欧州連合)側からの反応に関心が集まっている。市場が“ギリシャのEU離脱”までも含めて最悪の事態を想定して売り優勢となっているなか、事態収拾の光が少し差せば、株価底打ちムードが一気に広がる」との見方が出ていた。
 6日の東京株式市場は、ギリシャ懸念を背景としたリスク回避ムードが高まり大幅反落。日経平均株価終値は、前週末比427円67銭安の2万112円12銭と5日ぶり急反落した。外国為替市場ではドル、ユーロに対し円が買われ、主力株には逆風の相場環境となった。また、中国・上海株が朝高後に値を消したことも警戒感につながった。
 日程面では、自社Webサイトを用いた、雑誌の定期購読斡旋サービスの提供を手掛ける富士山マガジンサービス<3138>が東証マザーズに新規上場する。このほか、6月末の外貨準備高、新型気象衛星「ひまわり8号」が正式に運用開始に注目。海外では、米5月の貿易収支が焦点。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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