【市況】日経平均寄与度ランキング（大引け）～日経平均は5日ぶり大幅反落、構成銘柄のうち値上がりは6銘柄のみ

6日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり6銘柄、値下がり219銘柄、変わらずなしとなった。

日経平均は5日ぶり大幅反落。5日にギリシャで行われた国民投票において、財政緊縮策の受け入れ反対が多数となったことから、同国のユーロ圏離脱が現実味を帯びたとの見方が広がり、日経平均は339円安からスタートした。寄り付き後は押し目買いから一時20300円台に値を戻したが、前場はおおむね20200円台でのもみ合いが続いた。ただ、後場に入ると上海総合指数が下げに転じたことなどがネガティブ視され、先物に断続的な売りが入り、日経平均は節目の2万円近くまで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前週末比427.67円安の20112.12円となった。東証1部の売買高は24億1772万株、売買代金は2兆5314億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、保険業、その他金融業、銀行業、ガラス・土石製品、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約59円押し下げた。ファーストリテは低調な6月既存店売上高を受けて、前週末から軟調な展開が続いた。アルプス<6770>は4.1％安と売買代金上位でも下げが目立った。一部外資系証券による投資評価引き下げが観測されている。構成銘柄の97％が下落する全面安の展開となった。

一方、値上がり寄与トップは野村HD<8604>となった。大引けにかけてプラスへと切り返し、連日で年初来高値を更新した。その他値上がり銘柄のうち、京王<9008>など3社が鉄道株で、残りはイオン<8267>、マルハニチロ<1333>と内需・ディフェンシブ関連銘柄の一角がプラスを確保した。


*15:00現在


日経平均株価　　20112.12(-427.67)

値上がり銘柄数　　6(寄与度+0.48)
値下がり銘柄数　219(寄与度-428.15)
変わらず銘柄数　　0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8604> 野村HD 880 3 +0.12
<8267> イオン 1754.5 3 +0.12
<9008> 京王 923 3 +0.12
<1333> マルハニチロ 2039 19 +0.07
<9007> 小田急 1164 1 +0.04
<9021> JR西日本 7927 3 +0.01

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 54810 -930 -36.51
<6954> ファナック 24965 -580 -22.77
<6971> 京セラ 6311 -196 -15.39
<9433> KDDI 2900.5 -60 -14.13
<6988> 日東電 10065 -350 -13.74
<6762> TDK 9000 -340 -13.35
<9984> ソフトバンクグ 7061 -104 -12.25
<8035> 東エレク 7966 -237 -9.30
<9735> セコム 7994 -200 -7.85
<6902> デンソー 5882 -188 -7.38
<6367> ダイキン 8923 -183 -7.18
<7270> 富士重 4425.5 -179 -7.03
<6770> アルプス 3725 -160 -6.28
<4324> 電通 6340 -150 -5.89
<7267> ホンダ 3965 -74 -5.81
<2801> キッコーマン 3830 -140 -5.50
<9613> NTTデータ 5200 -140 -5.50
<4543> テルモ 3030 -70 -5.50
<7269> スズキ 3946.5 -134
.5 -5.28
<4523> エーザイ 8220 -126 -4.95

《NH》

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