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【通貨】外為サマリー:一時1ドル122円10銭台へ下落、ギリシャ危機懸念で売り膨らむ

 6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=122円43銭前後と前週末午後5時時点に比べ72銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=135円51銭前後と同1円20銭のユーロ安・円高で推移している。
 ドル円相場は午後に入り売りが優勢と午後2時30分過ぎに一時、122円19銭まで値を下げた。ギリシャ国民投票で緊縮策反対派が多数を占めたことから、今後の展開が注目され、きょうドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が会談を行う見込み。また、7日にもユーロ圏首脳会議が開催される見通しだ。ギリシャの国民投票では61%が緊縮策に反対票を入れたとみられ、「ギリシャ国民の判断として独仏首相も簡単に要求を拒めないのでは」(アナリスト)との見方もある。ギリシャが保有するユーロ紙幣は枯渇してきており、「ユーロを離脱するか、残された時間はあまりない」とみられており「今週中には方向性は見えるのではないか」とも指摘されている。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1069ドル前後と前週末に比べ 0.0032ドルのユーロ安・ドル高で推移している。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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