【市況】【米国市況】6月ADP雇用統計を好感。（現地7月1日）

　1日のNY株式相場は上昇。ダウ平均は前日比138.40ドル高の17757.91ドル、ナスダックは前日比26.26ポイント高の5013.12ポイント、S&P500は前日比14.31ポイント高の2077.42ポイントで終了した。

　この日発表の6月ADP雇用統計が、市場予想を上回る内容だったことを好感し、マーケットは買い先行から大きく上昇、その後も、国際通貨基金（IMF）への債務返済が出来ずに、デフォルト（債務不履行）となったギリシャが、債権団の救済策受け入れを示唆したとの報道が流れ、問題解決への期待感が広がったことも好材料となり、ダウ平均は一時180ドル以上上昇する場面も見られた。

　ただ、その後EU側が、ギリシャとの交渉は国民投票後まで延期することを決定したことで、終盤は利益確定の売りにより上げ幅を縮小して取引を終えている。（ストック・データバンク　編集部）