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【通貨】あす(1日)の為替相場見通し=ギリシャと日銀短観など注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、ギリシャ情勢に加え日米経済情勢への関心が高まりそうだ。予想レンジは1ドル=121円70~123円00銭、1ユーロ=135円50~138円00銭。この日は、前日の欧米株式市場がギリシャ・ショックの影響で、大幅安となったこともあり、一時122円21銭までドル安・円高が進んだ。ギリシャはきょう期限を迎える国際通貨基金(IMF)の融資への返済は難しい見通し。今後の展開に不透明感は強く、リスクオフ姿勢は続くとみられている。ただ、あすは日銀短観の発表があるほか、7月2日の米雇用統計の発表を控え、ギリシャに集中している関心は徐々に他にも向かいそうだ。日銀短観の大企業製造業の業況判断(DI)はプラス12で横ばいとの予想が出ている。また、明晩は米6月ISM製造業景況指数など重要経済指標の発表があり、ギリシャ情勢と合わせて様子見気分が強まる可能性もある。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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