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【市況】東京株式(大引け)=125円高、中国株横目に買い戻し

 30日の東京株式市場は、前日の急落の反動から主力株中心に買い戻しが優勢となり、日経平均株価は反発し2万200円台を回復した。
 大引けの日経平均株価は前日比125円78銭高の2万235円78銭と4日ぶりに反発。東証1部の売買高概算は25億8500万株、売買代金概算は2兆7434億1000万円。値上がり銘柄数は1279、対して値下がり銘柄数は503、変わらずは105銘柄だった。全体の67%強の銘柄が上昇しているが、そのなかで小型株の戻り足が目立っている。
 前日の欧米株市場は総じて波乱安の展開となったほか、米国株市場でもNYダウが350ドル安と急落、ギリシャ懸念が世界的に波及した。ただ、東京市場は前日に日経平均が600円近く下げていたこともあり、朝方から突っ込み警戒感からの買い戻しが先行した。遅れて始まる中国・上海株市場が大幅安となったことから、前場は上値の重い展開を強いられたが、後場に入ると再び強含む展開に。中国株が午後になって浮上に転じたことで投資家の不安心理が後退した。
 個別では、イオン<8267>が高く、ファーストリテ<9983>も強い。スズキ<7269>も上昇した。林兼産<2286>が急騰したほか、エコナックHD<3521>、コープケミ<4003>も値を飛ばすなど、低位材料株に人気化するものが増えている。TOW<4767>、クックパッド<2193>も高い。半面、ソニー<6758>が急落、enish<3667>、秀英<4678>なども大きく売られた。日清オイリオ<2602>、小田急<9007>が安く、新光電工<6967>、日通<9062>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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