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【材料】<動意株・30日>(前引け)=日本ラッド、ジグソー、ラック

 日本ラッド<4736>=投機資金が集結し、株価は一時5連続ストップ高で異彩を放っている。官公庁や医療機関向けシステム開発を強みとするが、12年3月期以降は業績低迷が続いている。ビッグデータ分野の先行投資負担やクラウド関連の競合激化などを背景に16年3月期も赤字からの完全脱却は見込みにくい状況。ただ、ファンドなど機関投資家の保有株が希薄で株式需給面からの売り圧力から解放されている。不正ログイン対策で安全度の高いパズル型ソフトを開発するなど材料性も内包している。

 ジグソー<3914>=4日ぶりに急反発。同社は29日に、IoTデータコントロールサービス「IoT-A&A Service」を開始したと発表。これが材料視されているようだ。このサービスにより、今後広がり続ける膨大なIoTデータ(IoTビッグデータ)を自動で検知・監視・見守り・支え続けること(コントロール)が可能になる。

 ラック<3857>=急反発。同社はきょう、企業のWebサイトを保護する新サービス「JSOC WAF運用管理サービス」の提供を開始したと発表。サイバーセキュリティーへの関心が高まるなか、新たな買い手掛かりとなっているようだ。このサービスは、セキュリティーの専門家がWebアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃を防御するWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の設計・運用を行うことで、顧客の運用負荷軽減とWebサイトのセキュリティーリスクの低減を実現する。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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