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【材料】日東工器が5日続伸、配管向け継手に設備投資需要拡大の恩恵

 日東工器<6151>は全体軟調相場に抗して5日続伸と強さを発揮、前週18日につけた年初来高値2835円の更新を視野に入れている。配管の簡易接続器具である流体継手のトップメーカーで、足もとの業績は好調。円安による製造業の国内生産回帰の動きに加え、安倍政権の「日本再興戦略」に絡む民間への成長投資誘導を背景に、企業の設備投資需要が拡大、流体継手や機械工具を手掛ける同社の収益機会拡大につながってきた。売り上げ全体の4割近くを海外で稼ぎ、成長著しいアジア向けでも需要を取り込む。また、収益3本目の柱である駆動ポンプは米医療機器向け案件が立ち上がり、売り上げ寄与が見込める状況に。16年3月期の業績見通しについて会社側は保守的であり、営業利益47億2000万円(前期比3.7%減)は「50億円台に乗せる水準に上振れして一転増益になる」(市場関係者)との見方が株価の上昇基調を支えている。

日東工器の株価は10時41分現在2769円(△50円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年06月26日 17時47分

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