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【市況】<株式トピックス>=主力株はやや買い疲れも、材料株物色は継続

 25日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受け朝方から売り優勢。ただ、下値では押し目買いも散見され、一時前日終値近辺まで戻す場面もあった。しかし、再び売り直され日経平均株価終値は、前日比96円63銭安の2万771円40銭と5日ぶり反落した。外国為替市場で円高・ドル安傾向が強まったことで、株価指数先物主導で大引けにかけて売られた。
 ここまでの上昇相場を支えてきた主力大型株に対しては、やや買い疲れ感も出ており、小幅な調整も予想される。
ただ、米議会上院での米大統領貿易促進権限(TPA)法案の可決により、合意に向けて前進がみられた環太平洋経済連携協定(TTP)関連銘柄とされる井関農機<6310>、六甲バター<2266>、林兼産業<2286>、コープケミカル<4003>などが思惑人気を集めた。今後も政府が新たに発表する成長戦略などを手掛かり材料として、中小型の材料株を物色する流れは持続しそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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