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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】:古河電、シークス、MKシステム、パピレス

■古河電気工業 <5801>  236円  +5 円 (+2.2%)  本日終値
 古河電 <5801> が続伸。日経新聞が24日付で「古河電気工業はモロッコに通信用光ケーブル工場を建設する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「2016年度上期に生産を始め、通信インフラ用の需要が伸びているアフリカの通信会社を中心に供給する」という。アフリカでの通信用光ケーブル需要拡大による将来的な収益への寄与に期待した買いが向かった。

■シークス <7613>  3,220円  -160 円 (-4.7%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 23日、シークス <7613> が自己株処分による132万6500株の売り出しとサカタINX <4633> による50万株の売り出しに加え、27万3900株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。売り出し株数が最大で210万0400株と発行済み株式総数の約8.3%におよぶ規模とあって、株式需給悪化を懸念する売りものが先行した。売出価格は7月6日から9日までの期間に決定される。同時に60億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行を発表したことも嫌気された。予想転換価額は4374円(22日終値の130%)で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は5.4%となる見込み。自己株処分とCB発行で調達する約108億円はメキシコの車載関連機器の設備など海外子会社への投資に充てる。

■エムケイシステム <3910>  19,100円  +3,890 円 (+25.6%) 一時ストップ高   本日終値
 24日午後、MKシステム <3910> [JQ]が7月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■パピレス <3641>  2,265円  +400 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値
 23日、パピレス <3641> [JQ]が「Yahoo!ブックストア」を運営するGYAO(非上場)と合弁契約を締結し、次世代コンテンツに関する開発・制作を行う合弁会社を設立すると発表したことが買い材料視された。 合弁会社は、同社が51%、GYAOが49%出資する。同社では16年3月期の業績に与える影響について、売上高に対して10%以内、経常利益、最終利益に対しては30%以内と予測している。

■日本BS放送 <9414>  1,175円  +126 円 (+12.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 23日、BS11 <9414> が株主優待制度を一部変更し、拡充すると発表したことが買い材料。同社は毎年8月末と2月末現在で100株以上を保有する株主を対象に、テレビショッピングの専門チャンネル「ショップチャンネル」の買い物券1000円相当を贈呈してきたが、これを「ビックカメラ商品券」1000円券の贈呈に変更する。また、毎年8月末日、2月末日の株主名簿に連続3回以上同一株主番号で記載または記録された株式100株以上を継続保有する株主を対象に「ビックカメラ商品券」(1000円券)を追加で贈呈する。株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■岡野バルブ製造 <6492>  405円  +30 円 (+8.0%)  本日終値
 23日、岡野バ <6492> [東証2] が15年11月期の連結経常利益を従来予想の3.2億円→5.1億円に56.9%上方修正。従来の7.4%減益予想から一転して45.3%増益見通しとなったことが買い材料。主力の発電プラント用バルブの販売が堅調に推移する中、利益率の高い取り替え部品の販売増加による採算改善が利益を押し上げる。

■システムズ・デザイン <3766>  770円  +40 円 (+5.5%) 一時ストップ高   本日終値
 23日、システムズD <3766> [JQ]がシステム受託開発などを手掛けるシェアードシステム(非上場)の全株式を取得し完全子会社化すると発表したことが買い材料。子会社化により、シェアードシステムが強みを持つ物流・流通業向けシステム開発やパッケージソリューションの開発・販売の分野で、同社のシステムインテグレーションサービスの補完を図る。発表を受けて、相乗効果による競争力の強化などに期待する買いが向かった。

■Tホライゾン <6629>  292円  +6 円 (+2.1%)  本日終値
 Tホライゾン <6629> [JQ]が23日、子会社のSUWAオプトロニクスが工業用途向けに汎用レンズマウント機構(Cマウント)を備えた「顕微鏡用Cマウントレンズ対応Wi-Fiカメラ」を8月上旬から発売すると発表したことが買い材料。同製品は、従来のデジタルカメラとは異なりレンズを備えていないが、汎用のレンズマウント機構を採用することで、測定対象物に合った標準的な顕微鏡レンズを自由に選択でき、安価に測定・観察環境が構築できる。販売価格は8万9000円。発表を受けて、新製品発売による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■タキヒヨー <9982>  490円  +10 円 (+2.1%)  本日終値
 23日、タキヒヨー <9982> が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比31.9%増の7.9億円に拡大して着地したことが買い材料。しまむら <8227> や大手アパレル向けに婦人服の販売が堅調に推移する中、生産コストの抑制や物流の効率化が奏功し、採算が改善した。上期(3-8月)計画の8億円に対する進捗率が99.8%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■NIPPO <1881>  2,137円  -68 円 (-3.1%)  本日終値
 23日に発表した「本社建て替えによる仮移転費用9億円」が売り材料。
 16年3月期に本社建て替えに伴う一時仮移転費用約9億円の計上を見込む。

■コンドーテック <7438>  803円  +15 円 (+1.9%)  本日終値
 23日に発表した「中計、18年3月期に営業利益40億円目標」が買い材料。
 中期経営計画を策定。最終年度の18年3月期に連結営業利益40.3億円(15年3月期実績は33億円)を目指す。

■幼児活動研究会 <2152>  786円  -9 円 (-1.1%)  本日終値
 24日付の朝刊で「認可保育所設営の寄付金拠出を中止」と一部報じられたことが材料視された。

■学情 <2301>  1,328円  -12 円 (-0.9%)  本日終値
 23日に発表した「40万株の立会外分売を実施」が売り材料。
 40万株の立会外分売を実施する。分売予定期間は30日~7月3日。

■ニトリホールディングス <9843>  9,640円  +50 円 (+0.5%)  本日終値
 23日に発表した「6月の既存店売上高は前年比6.7%増」が買い材料。
 6月の既存店売上高は前年比6.7%増。2ヵ月連続で前年実績を上回る。

■サカタインクス <4633>  1,164円  +4 円 (+0.3%)  本日終値
 23日に発表した「シークス株式の一部売却」が買い材料。
 保有する持分法適用関係会社であるシークス <7613> 株式の一部、50万株を売却する。議決権保有割合は25.03%→21.45%に低下するが、引き続き持分法適用関連会社としての関係は変わらない。

●ストップ高銘柄
 データリンクス <2145>  2,150円  +400 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 日ダイナミク <4783>  3,850円  +700 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 日本テレホン <9425>  852円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 カルナバイオサイエンス <4572>  3,110円  +502 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 日本ラッド <4736>  504円  +80 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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