【材料】ナイガイも値幅制限上限に買われる、インバウンド関連の超低位株繚乱

　ナイガイ<8013>が後場に入り急騰、一時３０円高の９４円とストップ高に買われた。全般相場は底上げが進むなか、低位材料株に物色の矛先が向いており、特に内需のインバウンド消費が見込まれる銘柄の値動きが活発化している。靴下専業大手の同社にも満を持して投機資金の矛先が向かった。インバウンド消費を念頭に、同社は中国人観光客の「爆買い」需要を想定した商品ラインも強化、高価格帯商品も充実させており、市場でも同テーマに乗る銘柄として認知が進んだ。また、今回の低位材料株人気は、その源流は和服関連銘柄が一斉高した１７日に遡る。特に今期最終損益が７期連続赤字予想にあるさが美<8201>が、短期間で３倍強に化ける株高を演じたことから、マネーゲーム的な感覚で周辺の低位株の株価を強く刺激する格好となったようだ。

ナイガイの株価は１４時３７分現在８９円（△２５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）