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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 20,000円~20,200円。 

 米ダウ平均は、連騰による短期的な高値警戒感や、ギリシャ問題の先行きに懸念が残る中で、利益確定や週末特有のポジション整理などの、売り圧力が上回り大きく下落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)80円安(円建て)と、値下がりして取引を終了していることから、東京市場の朝方も売り先行から、シカゴの清算値である20,110円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ギリシャなどの外部環境が不透明の中で、為替市場では依然ドルの上値が重いことから、輸出関連セクターなどには、処分売りが出易い状況となりそうだが、バイオ関連にいくつか材料が出ていることから、新興市場では引き続き底堅い相場展開が期待されるだろう。

 テクニカル的には、日経平均は金曜日の取引で、5日移動平均線(20,163円前後)を上抜けなかったことから、本日も同移動平均が目先の上値抵抗線となりそうで、方向感の乏しい値動きが想定されが、マザーズ指数やジャスダック平均など、新興市場の指数には、上値にストレスがかかるような抵抗線が見当たらないことから、東証1部からリスクマネーが移動しやすく、比較的堅調な値動きが予想される。

 各指数の下値メドは、日経平均はボリンジャーバンドの-2σ(19,976円前後)、ジャスダック平均は一目均衡表の転換線(2,697ポイント前後)、マザーズ指数はボリンジャーバンドの+1σ(985ポイント前後)あたりが目安となりそうだ。

 本日の予想レンジ 20,000円~20,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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