市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2015年6月11日

 11日の市場は日経平均が5日ぶりに大幅反発。終値は前日比336円高の2万382円でこの日の高値で取引を終えた。前日の欧米の株式市場が大幅に上昇。急な円高にも一服感が出て買い戻す動きが一気に強まった。先物の期先物へのロールオーバーが順調に進んだことも安心感につながったようだ。

 昨日の米国市場はギリシャの債務問題の進展期待からダウ平均が5日ぶりに大幅反発。200ドルを超える上げ幅で1週間ぶりに1万8000ドル台を回復した。ギリシャがEU、IMFなどの債権団に対し「妥協の用意がある」と伝えたことが買い戻しの主因。ドイツ株などは2%を超える上げ幅を記録した。また、日銀総裁の円安けん制発言でドル安(原油高も)が進んだことも後押し材料となっている。

 金利とギリシャが株式市場の圧迫要因となっている現在の市場だが、ギリシャの方に明るさが見えてきたことで東京市場も一気に陽転。本日は日経平均が朝から100円を超える上げでスタートし、その後も良好な国内景気指標(法人企業景気予測調査の7-9月見通しプラス転換)に促されるよう、じわじわと上げ幅を広げていった。円高ショックもひとまず市場は吸収したようで、日経平均は昨日の安値(2万16円)で目先の底値をつけてきた模様。安定した相場へと戻りつつある。個別では増配と株式分割を発表したドンキHD <7532> 換)に促されるよう、じわじわと上げ幅を広げていった。円高ショックもひとまず市場は吸収したようで、日経平均は昨日の安値(2万16円)で目先の底値をつけてきた模様。安定した相場へと戻りつつある。個別では増配と株式分割を発表したドンキHD <7532> が急伸。円高一服でトヨタが5日ぶりに反発している。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均