市場ニュース

戻る
 

【市況】<株式トピックス>=日経平均27年ぶり10連騰、1988年の株式相場とは?

 28日の東京株式市場は、前日の欧米株高に加え、一時1ドル=124円台まで達した外国為替市場での急速な円安・ドル高の進行を受けて、主力株中心に幅広く買われ、日経平均株価は1988年2月に13日続伸して以来、27年ぶりとなる10連騰を記録した。終値は前日比78円88銭高の2万551円46銭となり、売買代金は3兆2639億2000万円と膨らみ、1カ月ぶりの3兆円大台乗せとなった。
 この27年前の1988年の東京株式市場はどんな状況にあったのか。この前の年の1987年2月9日にはNTT<9432>が新規上場。119万7000円で売り出された株価が4月22日には318万円まで急騰し、個人投資家の“財テクブーム”の象徴的な出来事となった。
 しかしその後、同年10月19日には米株式市場でブラックマンデーが起こり、NYダウ平均株価が1日で20%超暴落して、翌日20日の東京株式市場でも日経平均株価が3836円(約15%)の急落に見舞われ、11月までその余震が尾を引いた。
 このブラックマンデーによる暴落から、ようやく立ち直りかけ、反転上昇に向かい始めたのが、この13日続伸のあった、1988年2月ということになる。つまり、バブル上昇相場が加速するスタート時期ということだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均