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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:菱ガス化、平和堂、高砂熱、ローヤル電

■三菱ガス化学 <4182>  732円  +24 円 (+3.4%)  11:30現在
 26日、菱ガス化 <4182> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.21%にあたる1000万株(金額で90億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は27日から7月31日まで。

■平和堂 <8276>  2,882円  +69 円 (+2.5%)  11:30現在
 26日、平和堂 <8276> が発行済み株式数の5.47%にあたる320万株(金額で81億7540万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け価格は前日終値を9.46%下回る2547円。創業家の資産管理会社である第2位株主のピース&グリーン、第5位株主の平和観光開発が保有株の一部を売却する意向を示したことに対応する。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。公開買い付け期間は27日から6月23日まで。

■高砂熱学工業 <1969>  1,440円  +33 円 (+2.4%)  11:30現在
 SMBC日興証券が26日付で高砂熱 <1969> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、(1)受注高や完成工事総利益率が同社計画に対し堅調に推移することで、16年3月期業績は同社計画を上回る可能性が高いと予想。(2)17年3月期以降も、不採算工事の一巡と国内事業環境の回復により営業増益が続く。(3)自己株式取得について、現時点では取得予定は公表されていないが、同社は総還元性向に基づき方針を決定しており16年3月期中の実施の可能性が高いと指摘している。なお、大型建築工事の採算悪化リスクや、低調な子会社業績を踏まえ16年3月期の営業利益予想98億円→93億円(会社予想は77億円)に、目標株価を1690円→1650円へ引き下げたが悪材料視されなかった。

■ローヤル電機 <6593>  634円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 26日に発表した「投資有価証券売却益6400万円を計上」が買い材料。
 15年12月期第2四半期に、投資有価証券売却益6400万円を計上

■カイオム <4583>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 26日、カイオム <4583> [東証M]が子会社のリブテックが自社創製したがん治療用抗体「LIV-1205」についてスイスのADCT社とAntibody Drug Conjugate(抗体薬物複合体)領域での世界における独占的な開発・販売権に関しオプションライセンス契約を締結すると発表したことが買い材料。同契約はリブテックがADCTに対して同抗体の評価を目的に特許の実施を許諾するもの。同社はオプションライセンス契約の締結時にADCT社より契約一時金を受領するとともに、ADCT社がオプション権を行使しライセンス契約を締結した場合にはライセンス契約一時金を受け取る。さらに、開発の進捗に応じたマイルストーンペイメントを含めて総額で約90億円を受領する。また、製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティも得る予定。発表を受けて、オプションライセンス契約による中期的な収益貢献に期待する買いが向かった。

■オークファン <3674>  942円  +103 円 (+12.3%)  11:30現在
 26日、オークファン <3674> [東証M]がディーエヌエ <2432> のBtoBマーケットプレイス事業を買収すると発表したことが買い材料。ディーエヌエが会社分割によりBtoBマーケットプレイス「DeNA BtoB market」を承継するNETSEAを新設し、同社がその全株式を取得し子会社化する。取得額は12.5億円。「DeNA BtoB market」は商品のサプライヤーとバイヤーを結びつける中間卸として機能し、プロ間の取引市場としての特性を持つ。NETSEAの子会社化によりこれまでのBtoC、CtoCの情報提供会社から、同社は市場規模300兆円の新たなドメインであるBtoB市場へ本格参入することになり、業容拡大による収益貢献に期待する買いが向かった。

■ITbook <3742>  1,500円  +124 円 (+9.0%)  11:30現在
 26日、東証が27日売買分からITbook <3742> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ラクオリア創薬 <4579>  444円  +33 円 (+8.0%)  11:30現在
 26日、ラクオリア <4579> [JQG]が5-HT2B拮抗薬の物質特許が欧州で特許査定を受けたと発表したことが買い材料。同社は過敏性腸症候群(IBS)などの消化管疾患を標的に同薬の臨床試験に向けた準備を進めている。今回の特許査定により日米などに続き、欧州においても知的財産権が強化されることになる。今後も他国での特許権の成立と全世界を対象としたライセンス活動の展開に力を注ぐ方針。特許権の取得による知財戦略の強化を背景に、中期的な収益貢献に期待する買いが向かった。

■ユーシン <6985>  823円  +42 円 (+5.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 26日、ユーシン <6985> が発行済み株式数の19.55%にあたる640万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は6月22日。

■テラプローブ <6627>  1,219円  +44 円 (+3.7%)  11:30現在
 26日、テラプローブ <6627> [東証M]が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。毎年3月末現在で100株以上を保有する株主を対象に一律でクオカード1000円分を贈呈する。同時に、創業10周年の記念株主優待の実施も発表。15年9月末現在で100株以上を保有する株主を対象にクオカード1000円分を贈呈する。発表を受けて、株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■リード <6982>  195円  +5 円 (+2.6%)  11:30現在
 26日、リード <6982> [東証2] が16年3月期の最終利益を1.4億円→1.6億円(前期は2.6億円)に17.1%上方修正したことが買い材料。投資有価証券売却益の1.9億円のうち1.7億円を特別利益として計上することが利益を押し上げる。

■アルファグループ <3322>  1,220円  +20 円 (+1.7%)  11:30現在
 26日、アルファG <3322> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の14.07%にあたる46万9600株(金額で5億6352万円)を上限に、27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は26日終値の1200円)を実施すると発表したことが買い材料。第2位株主である上岳史氏が保有株の一部44万7300株を売却する意向を示したことに対応する。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■テクノスジャパン <3666>  2,875円  +17 円 (+0.6%)  11:30現在
 26日、東証がテクノスJ <3666> [JQ]を6月2日付で市場2部に市場変更すると発表したことが買い材料。知名度の向上や株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,527円  +56 円 (+2.3%)  11:30現在
 26日に発表した「BtoBマーケットプレイス事業を売却」が買い材料。
 商品のサプライヤーとバイヤーを結びつける中間卸として機能するBtoBマーケットプレイス事業を会社分割により新設するNETSEAに承継し、NETSEAをオークファン <3674> [東証M]に12.5億円で譲渡。

■ゲンキー <2772>  10,700円  +210 円 (+2.0%)  11:30現在
 26日に発表した「5月度の月次売上高は前年比19.7%増」が買い材料。

●ストップ高銘柄
 タケダ機械 <6150>  403円  +80 円 (+24.8%) ストップ高   11:30現在
 タツモ <6266>  1,623円  +300 円 (+22.7%) ストップ高   11:30現在
 日本テレホン <9425>  907円  +150 円 (+19.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 シンデン・ハイテックス <3131>  4,815円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 エムケイシステム <3910>  11,410円  +1,500 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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