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【材料】カイオム・バイオサイエンス---子会社リブテックが がん治療用抗体LIV-1205のオプションライセンス契約を締結


カイオム・バイオサイエンス<4583>は26日、子会社リブテックが自社創製したがん治療用抗体LIV-1205 に関して、ADC Therapeutics社(本社、イパリンジェス、スイス、以下、ADCT社)と Antibody Drug Conjugate(以下、ADC)領域での全世界における独占的な開発・販売権に関するオプションライセンス契約を締結したと発表。

本オプションライセンス契約は、リブテックが ADCT社に対して、本抗体の評価を目的として、特許の実施を許諾するもの。リブテックは、本オプションライセンス契約の締結時に ADCT社より契約一時金を受け取るとともに、ADCT社がオプション権を行使しライセンス契約を締結した場合には、ライセンス契約一時金を受け取る。さらに、開発の進捗に応じたマイルストーンペイメントを含めて総額で約90億円を受け取る。また、製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティも受け取ることができる。なお、経済条件の詳細は守秘義務契約に基づき非開示としている。

がん治療用抗体LIV-1205は、肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原(標的分子)「Dlk-1(Deltalike1 homolog)」に結合し、がんの増殖活性を阻害するヒト化モノクローナル抗体である。今回、契約を締結したLIV-1205は2011年に協和発酵キリンとの契約が終了した抗体ではなく、薬効に加え物性面においても優れた特性を有する新たに創製された抗体です。

《FA》

 提供:フィスコ

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