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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東京綱、SMK、ヤマダ電、養命酒

■東京製綱 <5981>  241円  +16 円 (+7.1%)  本日終値
 22日に発表した「中計、20年3月期に営業益78億円を目標」が買い材料。
 中期経営計画を策定。20年3月期に営業利益78億円(15年3月期実績は39億円)を目標。

■SMK <6798>  529円  +21 円 (+4.1%)  本日終値
 22日、SMK <6798> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.39%にあたる100万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月25日から7月9日まで。

■ヤマダ電機 <9831>  534円  +9 円 (+1.7%)  本日終値
 ヤマダ電 <9831> が大幅続伸。日経新聞が24日付で「家電量販店最大手のヤマダ電機は5月末までに全国約40店を一斉閉鎖する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「消費増税の影響や顧客をひきつける商品の不在などで販売が苦戦する中、低収益の地方店の整理を急ぐ」という。低収益の店舗閉鎖による経営の効率化に期待した買いが向かった。

■養命酒製造 <2540>  991円  +13 円 (+1.3%)  本日終値
 22日、養命酒 <2540> が10月1日付で売買単位を1000株→100株に変更し、同時に2株→1株に株式併合すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■VTホールディングス <7593>  669円  +5 円 (+0.8%)  本日終値
 22日、VTHD <7593> が16年3月期の年間配当を従来計画の16円→18円(前期は14円)に増額修正したことが買い材料。従来計画の普通配当16円に東証および名証1部上場記念配当2円を上積みする。前日終値ベースの配当利回りが2.71%に上昇したことを受けて、配当取り狙いの買いが向かった。

■プリマハム <2281>  354円  -24 円 (-6.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 22日、プリマ <2281> が1488万5000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限223万2000株の第三者割当増資を実施するほか、伊藤忠 <8001> を割当先とする1111万2000株の株式売り出しを発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の12.6%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は6月1日から3日までのいずれかの日に決定。最大で約101億円の調達資金については、全額を茨城工場の生産性向上のための設備投資に充てる。

■アイロムHD <2372>  2,202円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 25日朝、アイロムHD <2372> が子会社のIDファーマがiPS細胞の作製方法に関する技術について米国と日本で特許を取得したと発表したことが買い材料視された。特許を取得したのは「センダイウイルスベクター」という技術で、臨床研究や動物実験を通じ安全性の高さが確認されているほか、遺伝子医薬品やバイオ製品分野での利用に高い信頼性と実績があり、細胞ががん化する危険性が少ないと言われている。iPS細胞の作製での特許取得による今後の事業拡大に期待する買いが向かった。

■Sシャワー <4838>  488円  +80 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 22日、Sシャワー <4838> [JQ]がフジHD <4676> との資本業務提携を発表したことが買い材料視された。同社はYouTubeやニコニコ動画などメディアの多様化やユーザーのライフスタイルの変化などの影響を受け、主力事業である多チャンネル放送(ペイチャンネル)の成長鈍化が課題となっていた。フジHDと放送事業で次世代展開のためのパートナーシップを組み、映像コンテンツ流通のデジタル化・ネットワーク化、ライブイベント事業での提携や協業に加えて共催による事業規模の拡大、アジアなど海外へのコンテンツ展開・事業展開の拡大を目指す。フジHDは同社からの64万株の第三者割当増資を引き受け、さらに同社株主からの株式取得により、伊藤忠 <8001> に次ぐ第2位株主となる。

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