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【材料】日本ドライケミカル---大型商業ビルの防災設備などは堅調、総合防災企業として業績回復を狙う


日本ドライケミカル<1909>は、スプリンクラーなど各種防災設備、消火器、消防自動車などの製造、販売を手掛ける。ヒューセック(旧・沖電気防災)の子会社化により、自動火災報知設備が加わり防災にかかわるすべてのニーズにワンストップで応える総合防災メーカーとして強化を図っている。事業セグメントは、防災設備事業、メンテナンス事業、商品事業、車輌事業に区分。

2015年3月期の連結業績は、売上高で前期比2.9%減の304.18億円、営業利益で同7.1%減の15.68億円、経常利益で同6.0%減の15.66億円、当期純利益で同25.8%増の10.50億円となった。防災設備事業は、大型商業ビル等の新築案件、リニューアル案件が旺盛であったことなどから増収増益。一方、メンテナンス事業は低調だった。

2016年3月期の業績予想は、売上高で前期比4.9%増の319.00億円、営業利益で同2.9%増の16.13億円、経常利益で同1.8%増の15.94億円、当期純利益で同14.1%減の9.05億円と見込んでいる。

2016年3月には福島市に自動火災報知設備、消防自動車の製造棟及び総合防災研究棟が完成する予定。

《AK》

 提供:フィスコ

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