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【市況】東京株式(大引け)=194円安、利益確定売りで次第安

 14日の東京株式市場は前日の米株安や為替の円高などを受けて売りが先行。前後場を通じて次第安の展開を余儀なくされた。
 大引けの日経平均株価は前日比194円48銭安の1万9570円24銭と急反落。東証1部の売買高概算は25億7484万株、売買代金概算は2兆7762億5000万円。値上がり銘柄数は489、対して値下がり銘柄数は1301、変わらずは92銘柄だった。東証1部全体の7割の銘柄が下落した。
 世界的な長期金利上昇懸念が引き続き重荷となり、前日の欧州株市場ではドイツ、フランスなど主要国の指数が軟調、米国株も下落したことで、きょうの東京市場はリスク回避ムードが強まった。前日まで日経平均は4日続伸し、利益確定売りが誘発されやすく、為替が1ドル=119円台前半の推移と円高に傾いたことも嫌気された。後場に入ると先物経由の売り圧力が働き、日経平均は一時1万9540円台半ばまで水準を切り下げた。引けにかけて若干下げ渋ったものの、5日ぶりの大幅な押し目形成となった。
 個別では、ファーストリテ<9983>が大幅安。三井住友<8316>、花王<4452>も安い。旭ダイヤ<6140>が急落、カシオ<6952>、カカクコム<2371>も売られた。タクマ<6013>、田淵電機<6624>などの下げもきつい。半面、任天堂<7974>がしっかり、村田製<6981>は大幅高に買われた。長谷工<1808>が値を飛ばし、JT<2914>も堅調。極東貿易<8093>、ケネディクス<4321>が急伸、三信電気<8150>、トーセ<4728>も高い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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