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【市況】東京株式(大引け)=139円高、先物主導で4日続伸

 13日の東京株式市場は朝方に安値をつけた後は急速に下げ渋り、後場は先物主導で一段高となった。
 大引けの日経平均株価は前日比139円88銭高の1万9764円72銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は27億9159万株、売買代金概算は2兆9213億1000万円。値上がり銘柄数は869、対して値下がり銘柄数は880、変わらずは133銘柄だった。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が世界的な金利上昇に対する懸念から総じて軟調に推移したことを受け広範囲に売りが先行した。しかし、下値では日銀のETF買いやGPIFの買いが意識され、好決算発表銘柄を中心に押し目に買い向かう動きが顕在化した。全体相場の底堅さを受け、先物を買い戻す動きが出て裁定買いを誘発。前場は上値も重く小幅プラス圏で着地したが、後場はインデックス買いを絡め一気に水準を切り上げる展開となった。ただ、日経平均は引け際に160円超高まで買われたが、先物による影響も色濃く、わずかながら値上がり銘柄数を値下がりが上回るなど利益確定を優先する動きも目立った。
 個別では、任天堂<7974>が物色人気となったほか、ファーストリテ<9983>が大幅高。ソニー<6758>が堅調、ディーエヌエー<2432>も買われた。極東貿易<8093>、参天薬<4536>が値を飛ばし、リョービ<5851>も急伸。東邦鉛<5707>、日成ビルド<1916>も大きく上昇した。半面、三井住友<8316>が軟調、トヨタ<7203>も冴えない。アイフル<8515>が値を下げ、ヤクルト<2267>も安い。マーベラス<7844>、ミツミ電<6767>も売られた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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