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【材料】早稲田アカデミー---今期はコスト削減で前期比2桁の増益を見込む


早稲田アカデミー<4718>は、8日の引け後に15年3月期決算を発表した。売上高は対前年同期比4.7%増の194.43億円、営業利益は同9.7%増の7.57億円、経常利益は同6.4%増の7.32億円、最終利益は同44.3%増の4.2億円と増収増益での着地となった。

“わかりやすく成績向上に繋がる授業”“私語のない緊張感ある授業”を全校舎で高いレベルで実践し、顧客満足度向上と合格実績伸長を図ることに注力。期中平均塾生数は小・中・高の全学部で伸長し、30,649人(前期比3.3%増)となる。また経営効率改善の一環として、継続的に採算が芳しくない校舎につき、近隣の既存校や新校との統合も視野に入れ、営業の継続を検討、当連結会計年度末の校舎数はグループ合計で149校となる。子会社の野田学園については、生徒一人一人の受験ニーズに対応したきめ細かい指導を徹底し、特別講座の運営にも注力した結果、難関医学部への合格者数が飛躍的に伸長。また、新入生集客や夏期・冬期合宿及び特訓授業の受講生獲得に注力するとともに、継続的な費用統制に努めた結果、収益面でも大幅に伸長した。

16年3月期業績に関しては、高品質の授業を全校舎で提供するために、引き続き研修強化に努めるとともに、小学部低学年層の集客力強化及び中学部における各地域の都県立トップ高校の合格実績伸長にも注力。収益構造の改善に向けては、経費削減に向けた社内プロジェクトの推進、費用対効果を勘案した広告宣伝や販売促進活動の実施などに努めるとのこと。こうした方針を受けて、売上高は対前期比4.9%増の203.98億円、営業利益は同16.8%増の8.84億円、経常利益は同21.4%増の8.9億円、最終利益は同20.3%増の5.05億円と2桁の増益を見込んでいる。

《AK》

 提供:フィスコ

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