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【材料】ワールドホールディングス---第1四半期の営業利益は前期比2.6倍、業績予想と配当予想を増額修正


ワールドホールディングス<2429>は7日、2015年12月期の第1四半期累計(15年1-3月)決算を発表。売上高が前年同期比81.1%増の312.12億円、営業利益が同2.6倍の28.19億円、経常利益が同2.7倍の28.03億円、四半期純利益が同2.9倍の18.95億円だった。

ファクトリー事業は、液晶及びスマートフォン関連の電気・電子分野と物流が拡大、前期開始の機械分野の大型案件が引き続き大きく寄与した。ほか、ファッション業界に特化した販売系スタッフの人材派遣事業とコールセンター向けオペレーターなどのオフィス人材派遣事業の「セールス&マーケティング事業」において、前期から取組んでいる国内ブランドの掘り起こしや量販店の開拓により、大幅な利益改善となった。また、「不動産事業」も、新築マンションの事業採算性の向上や販売費の削減に加え、マンション以外の自社開発物件等の不動産販売の推進などで好調だった。

なお、15年12月期の第2四半期と通期業績予想について上方修正した。売上高を前期比27.5%増の877.52億円に、営業利益を同25.4%増の47.00億円に、経常利益を同24.2%増の46.24億円に、当期純利益を同73.0%増の34.45億円に修正する。不動産ビジネスでの計画外の土地建物売却により、大幅な増収増益となる見込み。また、当期純利益に関しては特別利益の計上が見込まれる。

また、この業績予想の上方修正をふまえ、期末配当予想を1株あたり25円30銭から41円30銭に増額修正する。前期実績の23円70銭からは17円60銭の増配予想。同社は配当性向20%を目標にしている。

ワールドホールディングス<2429>は、「人材・教育ビジネス」「不動産ビジネス」「情報通信ビジネス」の3つの事業を柱とする持株会社。製造派遣・請負では業界トップクラス。不動産事業ではマンションデベロッパーから総合不動産事業へと業容を拡大している。2016年12月期の目標値は、売上高1,000億円、営業利益50億円、ROE20%以上、自己資本比率25%以上、配当性向20%以上。

《AK》

 提供:フィスコ

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