市場ニュース

戻る
 

【材料】テクノスジャパン---15年3月期通期予想の各利益を上方修正、連結経常利益は上場来最高へ


テクノスジャパン<3666>は15日、2015年3月期の通期業績予想の修正を発表。売上高は減額修正したものの、営業利益以降の各利益項目を増額修正した。これにより営業利益・経常利益とも大幅増加、経常利益に関しては、上場来最高となる。なお、配当予想の変更はない。

売上高は前回予想の44.43億円から40.93億円に7.9%減額するが、営業利益は4.19億円から4.42億年へ5.7%増額、経常利益は4.29億円から4.61億円へ7.7%増額、当期純利益は2.64億円から2.85億円へ8.2%増額の修正となる。プロジェクト管理の徹底や社員稼働率の向上等が貢献したという。同社は10月24日に、大型案件の受注延期等の影響により業績予想の下方修正を発表していた。

株価は直近1200円台前半でこう着していたが、75日線を下支えに底堅く推移している。25日線近辺の1300円を突破してくるようだと、上昇にはずみがつく可能性もありそうだ。

テクノスジャパン<3666>は、現在ビッグデータ事業を第2軸として推進中。関連会社のテクノスデータサイエンス・マーケティング(TDSM)が人工知能(AI)製品「Scorobo」を提供、さらにNLP機能を搭載した人工知能製品「Netbase」の総代理店でもあり、AIラインナップを充実させていくようだ。15年3月期の期末配当は1株当たり45円の計画で、予想1株当たり利益56.06円に対し80%以上還元する計画。さらに、2017年3月期までの3期間に亘って、同80%以上の株主還元策の継続を打ち出している。

《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均