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【市況】17日の株式相場見通し=決算前に買い手控え、円高進行へ警戒感継続

 17日の東京株式市場は、引き続き方向感に乏しい地合いが続くものと予想される。前日の欧米株式市場で主要指数が下落したのに加え、外国為替市場でも円高・ドル安傾向が継続していることから売りが先行しそうだ。
 来週後半から本格化する15年3月期決算や16年3月期業績見通しの発表を目前にして、買い手控え姿勢が強まることも予想される。
 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比6.84ドル安の1万8105.77ドルと反落した。この日は、ギリシャ支援の先行き不透明感に警戒が高まり欧州株が下落したことを受けて米株式市場にも懸念が浮上したものの、米金融大手のゴールドマン・サックスやシティグループなどの好決算が支えとなって、売り買いが拮抗する展開となった。ナスダック総合指数は、同3.228ポイント安の5007.791と反落した。
 17日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円を挟んでの小幅な値動きと、前日の夕刻と比較してやや円高・ドル安となっている。
 日程面では、居酒屋(「なつかし処昭和食堂」など)を中心とした飲食店舗の企画開発および運営を手掛ける海帆<3133>が東証マザーズに新規上場する。このほか、3月の消費動向調査、2月の毎月勤労統計確報値に注目。海外では、米3月の消費者物価指数、IMF春季総会(~19日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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