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【材料】システムインテグレータ---15年2月期に発生した不採算案件の損失額は一括計上、今期は黒字化を見込む


システムインテグレータ<3826>は10日、2015年2月期(14年3月-15年2月)決算を発表。売上高は前期比12.7%減の31.01億円、営業損益は7.33億円の赤字(前期は4.32億円の黒字)、経常損失は7.31億円(同4.34億円の黒字)、最終損失は9.06億円(同2.72億円の黒字)での着地となった。

4製品分野以外の「システムインテグレーション分野」において発生した、創業以来最大規模の不採算案件の影響で赤字着地となった。現在は、このプロジェクトは停止し開発メンバーも解散しており、不採算案件の損失は現時点で見込まれる損失額を最大限見積り一括計上したとのこと。一方、既存4製品分野の業績は引続き底堅く推移しており下期については、業績は改善しているもよう。

16年2月期業績予想は、売上高は前期比3.3%減の30.0億円、営業利益は3.5億円、経常利益は3.5億円、最終利益は2.2億円と各利益は黒字化を見込んでいる。なお、今回の不採算案件からの反省を活かして新たな中期経営計画「Core2015」を策定。早期の業績回復、利益体質への改善を目指す。

システムインテグレータ<3826>は、独立系のソフトウェア開発会社。ECサイト構築パッケージやERPパッケージ、ソフトウェア開発支援ツールなどが主力製品となる。

《AK》

 提供:フィスコ

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