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【材料】<動意株・8日>(大引け)=サニーサイド、ウインテスト、楽天など

 サニーサイドアップ<2180>=ストップ高。同社はきょう、イベント管理サービスなどを手掛ける米ピーティックスと資本業務提携したことを明らかにし、これが材料視されているようだ。ピーティックスは3月に、イベント管理サービス「Peatix」のグローバル展開を目的にデジタルガレージ<4819>やシンガポールプレスホールディングスなどを引受先とした第三者割当増資を実施。同社はその引受先の1社として資本参加するとともに業務提携した。同社は強みであるスポーツやエンタテインメントといった切り口でのイベント市場の新規開拓など、さまざまなシナジーを見込んでいるという。

 ウインテスト<6721>=ストップ高。7日引け後にソニー<6758>が、積層型CMOSイメージセンサーの生産能力を当初目標よりもさらに約1割上積みし、月産8万7000枚に引き上げると発表したことが刺激材料となっているもよう。ウインテストはイメージセンサーや液晶向けの検査装置を手掛けていることから、思惑的な買いが入っているようだ。

 楽天<4755>=5日続伸。SMBC日興証券が7日付で投資判断「1」を継続しつつ、目標株価を1900円から2300円へ引き上げたことが観測されている。14年12月期の第3四半期と第4四半期に確認された海外子会社等の収益改善を反映したが、3月19日に買収を発表した米オーバードライブ社は予想には織り込んでいないとしている。電子書籍先進国である米国で、B2Cの電子書籍サービスは競合他社が優位だが、図書館への電子書籍配信サービスではオーバードライブ社のプレゼンスは高いとみており、グローバル展開済みのKoboの事業基盤を生かしたビジネス展開が期待できるとしている。

 黒田電気<7517>=一時ストップ高。7日付で提出された大量保有報告書で「物言う株主」として知られる村上世彰氏が大株主として登場したことが判明。旧村上ファンド系のファンドなど共同保有分を合わせ10.96%の株式を保有していることから、この日は、朝方から大量の買いを集めている。同報告書によれば、村上氏は5.94%の株式を保有しているほかC&Iホールディングスが3.89%、南青山不動産が1.12%を持つ大株主となっている。

 電通<4324>=大幅続伸で年初来高値を更新。同社は7日の取引終了後、3月度の単体売上高を発表、全社ベースで1826億4100万円(前年同期比2.5%増)となった。業務別ではテレビが同0.5%減となっているが、インタラクティブメディアは10.4%増、マーケティング/プロモーションは同6.7%増、衛星その他のメディア、メディアプランニング、スポーツ、エンタテインメントなどを行うその他が72.9%増と高い伸びとなっている。

 フィールズ<2767>=急反発。7日の取引終了後に、東京証券取引所の承認を受けて、4月14日付で東証ジャスダック市場から東証1部市場へ市場変更になると発表しており、これを好感した買いが入っている。同社はパチンコやパチスロの企画・開発、販売が主な事業。15年3月期の連結業績は売上高1000億円(前の期比13.0%減)、経常利益50億円(同48.8%減)を推定している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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