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【通貨】今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識してリスク選好的な円売り継続


昨日30日のドル・円相場は、東京市場では119円12銭から119円71銭まで反発。欧米市場では一時120円23銭まで上昇し、120円11銭で取引を終えた。

本日31日のドル・円は主に120円台前半で推移か。欧米諸国の株高を意識してリスク選好的な円売りは継続する見込み。

30日の欧米株式市場は総じて上昇した。主要中央銀行は緩和的な金融政策を当面続けるとの期待が広がったことが株高につながったようだ。ギリシャの債務協議は難航していると報じられたが、協議進展への期待は残されており、株価への影響は限定的だった。

中国政府による経済対策や中国人民銀行による追加緩和への期待があることも株高の要因になったとの声が聞かれた。市場関係者の間では、人民元相場が再び上昇した場合、中国人民銀行は追加緩和を実施するとの見方が多い。ルー米財務長官は、「市場が為替レートを決定する制度に移行することが極めて重要である」と指摘しており、人民元相場の先高観がただちに後退する状況ではないとみられている。

《KO》

 提供:フィスコ

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