【注目】★本日の【イチオシ決算】 象印、不動テトラ、京阪電 (3月30日)
1)本日(3月30日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【象印 <7965> [東証2]】 ★今期経常を一転9%増益・最高益に79%上方修正
◆14年12月-15年2月期(第1四半期)の連結経常利益は38.6%増の41億円に拡大して着地。四半期ベースの過去最高益(29.6億円)を4四半期ぶりに大幅に更新した。中国や台湾向けに炊飯ジャーやステンレスマグの販売が大きく伸びたことが寄与。円安による収益押し上げ効果や利益率の高い圧力IH炊飯ジャーの販売好調も大幅増益に貢献した。
第1四半期好調に伴い、通期の同利益を42億円→75億円に78.6%上方修正。38.7%減益予想から一転して9.5%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
● サプライズな決算発表・業績修正
不動テトラ <1813> ★今期経常を一転9%増益に37%上方修正、配当も3円増額
◆15年3月期の連結経常利益を35億円→48億円に37.1%上方修正。従来の20.7%減益予想から一転して8.8%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。手持ち工事が想定以上に進み、売上が計画を上回ることが寄与。工事採算の改善や円安による為替差益の発生も上振れに貢献する。
業績上振れに伴い、期末一括配当を3円→6円(前期は3円)に増額修正した。
予想PERが17.7倍→11.6倍に急低下し、割安感が強まった。
京阪電 <9045> ★今期経常を一転21%増益・最高益に23%上方修正
◆15年3月期の連結経常利益を211億円→260億円に23.2%上方修正。1.7%減益予想から一転して21.2%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。マンション販売が想定より伸びることに加え、訪日外国人客の増加などによるホテルの稼働率向上が収益を押し上げる。経費節減などによる営業費の抑制も上振れに貢献する。
キユソ流通 <9369> ★12-2月期(1Q)経常は73%増益で着地
◆14年12月-15年2月期(第1四半期)の連結経常利益は73.3%増の6.9億円に拡大して着地。共同物流事業における料金見直しや業務の合理化が奏功し、採算が急改善した。原油価格の下落による燃料費の低下も大幅増益に貢献した。
2)3月31日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表(予定)
◆本決算:
<7485> 岡谷鋼機 [名1]
■引け後発表(予定)
◆本決算:
<2178> トライSTG [東M]
<2778> パレモ [JQ]
<3831> Pビッツ
◆第1四半期決算:
<2493> イーサポート [JQ]
<3230> スターマイカ [JQ]
<6278> ユニオンツル
<9972> アルテック
◆第2四半期決算:
<2164> 地域新聞社 [JQG]
<2228> シベール [JQ]
<3174> ハピネス&D [JQ]
<4842> USEN [JQ]
<7445> ライトオン
◆第3四半期決算:
<2792> ハニーズ
<3645> JMNC [東M]
<3892> 岡山製紙 [JQ]
<4465> ニイタカ [東2]
<4829> 日エンター
<7921> 宝印刷
<9651> 日本プロセス [JQ]
合計20社
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(「株探」編集部)