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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ノジマ、古河機金、セ硝子、コーナン

■ノジマ <7419> 2,525円  +162 (+6.9%)   本日終値
 ノジマ <7419> [JQ]が大幅反発。日経新聞が24日付で「家電量販店のノジマは2015年度にプライベートブランド(PB=自主企画)の商品数を今年度比2.5倍に増やす」と報じたことが買い材料視された。報道によると「1万円を切るウエアラブル端末や、大手メーカーより3割安い4Kテレビなど低価格品を重点的に投入する」という。低価格品で需要を喚起することによる収益拡大を期待した買いが向かった。

■古河機械金属 <5715> 219円  +14 (+6.8%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 23日、古河機金 <5715> が15年3月期の連結最終利益を従来予想の45億円→100億円に2.2倍上方修正。増益率が13.2%増→2.5倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。豪州子会社PKC社に対する債権を放棄することに伴い、税金費用約80億円が減少することが主因。業績上振れに伴い、期末一括配当を3円→5円(前期は3円)に増額修正した。期末配当利回りが2.44%に上昇し、配当権利最終日の26日が間近なだけに配当狙いの買いが向かった。

■セントラル硝子 <4044> 567円  +24 (+4.4%)   本日終値
 23日、セ硝子 <4044> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→130億円に44.4%上方修正。従来の23.2%減益予想から一転して11.0%増益見通しとなったことが買い材料。北米向け自動車用ガラスや半導体向け化成品の販売が想定より伸びることが寄与。円安による収益押し上げ効果や為替差益の発生も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが18.0倍→13.0倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■コーナン商事 <7516> 1,418円  +49 (+3.6%)   本日終値
 24日、コーナン <7516> が15年2月期の年間配当を従来計画の32円→35円(前々期は32円)に増額修正したことが買い材料視された。14年9月に総店舗数300店舗を達成したことをから、期末配当に記念配当3円を加え16円→19円に増額した。上期配当16円と合わせて年間配当は35円となる。権利付き最終日は過ぎているものの、増配を好感した買いが向かった。

■紀陽銀行 <8370> 1,787円  +61 (+3.5%)   本日終値
 23日、紀陽銀 <8370> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円→150億円(前期は148億円)に36.4%上方修正し、一転して増益見通しとなったことが買い材料視された。与信費用や経費が従来の計画を下回って推移していることに加え、有価証券関係損益が当初予想を上回る見込みであることが寄与する。また、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前期は30円)に増額修正したことも支援材料。

■TPR <6463> 3,360円  +65 (+2.0%)   本日終値
 23日、TPR <6463> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の212億円→223億円に5.2%上方修正。増益率が36.3%増→43.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。アジアで自動車エンジン部品の販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による為替差益の増加なども利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を40円→46円(前期は26円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが10.9倍→10.3倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■沖電気工業 <6703> 261円  +4 (+1.6%)   本日終値
 OKI <6703> が3日続伸。日経新聞が24日付で「OKIの2015年3月期の連結営業利益は320億円前後と前期比18%増える見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「中国でATMの販売が想定以上に伸びているほか、業務用プリンターの採算が改善している」という。また、10年に発行した優先株がすべて普通株式に転換したもようで、財務改善が報じられたことも支援材料となった。

■日本車輌製造 <7102> 353円  -22 (-5.9%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 23日、日車両 <7102> が15年3月期の連結最終損益を従来予想の11億円の黒字→137億円の赤字(前期は69.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。米子会社の日本車両USAで米国向け大型鉄道車両の受注案件で約90億円の損失発生が見込まれるほか、同子会社の工場の固定資産を巡り約48億円の減損損失を特別損失に計上することが響く。業績悪化に伴い、期末配当を従来計画の2.5円から無配(前期末は2.5円)に減額修正したことも売りに拍車を掛けた。

■GSユアサ <6674> 568円  -18 (-3.1%)   本日終値
 23日、GSユアサ <6674> が15年3月期の連結最終利益を従来予想の130億円→100億円(前期は99.8億円)に23.1%下方修正したことが売り材料。車載用リチウムイオン電池や太陽光発電用電源装置の販売減少のほか、連結子会社リチウムエナジー ジャパンが保有する車載用大型リチウムイオン電池の生産設備の減損処理で特別損失が発生することも響く。また、SMBC日興証が23日付で「1(強気)」を継続も目標株価を780円→690円に減額したことも弱材料となった。

■アクロディア <3823> 930円  +150 (+19.2%) ストップ高    本日終値
 23日、アクロディア <3823> [東証M]がスマートフォン向けRPG「対戦パズル バトルブレイブ(バトブレ)」のiOS版の事前登録を4月中旬に開始すると発表したことが買い材料。同社は6日に3月中としていた「バトブレ」iOS版の配信開始を延期すると発表し、株価が売られた経緯がある。2月16日に配信を開始したアンドロイド版でユーザーからゲーム内容の改善について多くの要望が寄せられたため、アンドロイド版の改良を優先したもの。iOS版についてはアンドロイド版のブラッシュアップが完了した時点で改めて具体的な事前登録とリリース時期を発表するとしていた。事前登録の開始発表を受け、アンドロイド版のブラッシュアップにメドが立つとともに、iOS版のリリースが間近に迫ったとの見方が広がり買いが優勢となった。

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